近年の中日関係の持続的な改善により、訪日中國人客の増加が続いている。日本の観光庁が発表したデータによると、中國大陸部からの訪日観光客は7月に延べ100萬人を突破し、8月は前年同月比16.3%増の100萬600人にのぼり、堅調な流れを示した。昨年の訪日中國人客數は838萬人で、今年は1000萬人を突破する見通しだ。日本の『中文導報』が伝えた。
統計データによると、今年1-8月の訪日中國人客數は前年同期比13.6%増の658萬3600人で、観光客全體の3割以上を占めた。毎月平均で80萬人を超える計算だ。中國人客は日本の「観光立國」の重要な支えになっている。
世界的に見ると、観光大國のフランスは2020年までに、米國は2021年までに入國観光客數を1億人に拡大する計畫を立てている。スペインの入國観光客數は2014年に6500萬人にのぼった。入國観光消費額の対GDP比を見ると、イタリアは2.1%、フランスは2%、英國は1.6%、ドイツは1.1%、米國は1%、カナダは1%だが、日本は0.4%のみ。日本に外國人観光客受け入れを推進する大きな余地が殘されていることが分かる。
地理的?文化的に近く、観光で相互補完でき消費も便利であることから、一般的な中國人は歐米諸國よりも日本の文化環境を受け入れやすく、日本で慣れ親しんだ歴史的感覚を見つけやすい。また中國の若者は日本のアニメやファッションに熱心で、フリープランの旅行が徐々に新たなトレンドになっている。また専門家によると、中國の観光地と日本の自然は相互補完関係を持つ。両國の観光文化はそれぞれ異なっており、相互補完によりウィンウィンを実現できる。
日本の菅義偉官房長官は、東京五輪の開催に合わせ、「來年春には羽田、成田両空港の発著枠がそれぞれ4萬回、那覇空港も第2滑走路の開業で発著枠が8萬回増える。600萬人の訪日観光客を輸送する」と述べた。日本は現在引き続きインフラと観光環境の改善に取り組み、訪日外國人客に魅力あふれる観光體験を提供しようとしている。
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2019年10月10日