日本の財務省が17日に発表した貿易統(tǒng)計によると、日本の5月の輸出は前年同月比28.3%減の4兆1848億円だった。共同通信によると、新型コロナウイルスの世界的流行で米國向けなどの自動車の輸出が落ち込み、2009年9月以降で最大の下げ幅となった。輸入も26.2%減の5兆182億円となり、10年7カ月ぶりの下げ幅となった。貿易収支は8334億円の赤字で、2カ月連続の赤字となった。
主要地域との輸出入はいずれも減少した。各國で経済活動を再開する動きが出ているが、新型コロナによる貿易不振は出口が見えない狀況が続いている。対米輸出は50.6%減の5884億円で10カ月連続の減少。特に自動車輸出は78.9%と激減し、輸入も27.5%減の5782億円。対米貿易黒字は97.4%の激減で103億円になり、1979年1月以降で最も低い數(shù)値となった。日本の対EU輸出は33.8%減の3638億円、輸入は29.6%減の5752億円。対中輸出は1.9%減の1兆1262億円、輸入は2.0%減の1兆5113億円。中國の経済活動が回復傾向を示していることから、下げ幅がその他の地域と比べ小さかった。読売新聞によると、輸出の下げ幅が2カ月連続で20%を上回っており、日本の支柱産業(yè)である自動車関連製品の貿易規(guī)模の縮小も顕著だ。
日本経済新聞は日本の民間エコノミスト23人の予測を引用し、「日本の今年の貿易額は昨年の8割に留まる。世界経済の低迷、米中関係の悪化、サプライチェーンの國內回帰などの要因により、自由貿易體制にゆらぎが生じている」と伝えた。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2020年6月19日