日本の沖縄米軍基地の新型コロナウイルス感染者が、過去1週間で90人以上も増加した。日本の河野太郎防衛大臣は14日、在日米軍の防疫措置に多くの問題が存在すると述べた。
河野氏は記者會見で、日本側は在日米軍に防疫情報の提供を求めたが、その後沖縄だけではなく日本各地の米軍基地の多くの問題が発覚したと述べた。
河野氏は「在日米軍と共に(防疫)狀況をより厳しく検査する」と述べた。日本側の人員は現在、入國した米軍関係者の隔離に使用されているホテルの検査を行っており、隔離対象は米國から新たに沖縄に派遣された軍人とその家族だという。河野氏は米國側の防疫の不備に関する詳細な狀況を明かさなかった。
沖縄県の関係者と住民は、同ホテルの防疫措置の不足を疑っている。
共同通信によると、日本の外務省、防衛省、沖縄県の人員が14日、防疫措置の徹底を保証するため同ホテルの検査を行った。
沖縄県の関係者は11日、7-11日にかけて沖縄米軍で61人の感染者が出たと米軍から報告を受けたと述べた。沖縄県の玉城デニー知事によると、米軍の一部の軍人は米國の獨立記念日を祝うため、4日前後に沖縄のビーチや繁華街で集まったという。玉城氏は、沖縄米軍の感染者に関する情報が不透明で、防疫措置が不足していることを批判した。
沖縄米軍は14日現在、新型コロナウイルス感染者を100人確認しており、その大半が海兵隊普天間基地にいる。米軍基地を除く沖縄県の現在までの感染者は約150人で、米軍基地からの市中感染を懸念する聲が出ている。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2020年7月16日