「いま何歳?」「付き合っている人は?」「結(jié)婚はいつ?」といった心が痛む質(zhì)問のせいで、中國の多くの若者が実家での年越しを恐れている。単身問題は中國の一部の若者の「懸案」であるが、その他の一部の東南アジア諸國も深刻な単身問題に悩まされている。
ロシアのイタルタス通信は19日、「中日韓などの東アジア諸國で単身者の増加が続いている。國際的な市場調(diào)査會社であるユーロモニター?インターナショナルが昨年8月に発表した報告書によると、人口増加率の低下及び人々の経済的な自立といった理由により、2018?19年に世界の単身者が大幅に増加し、増加率が31%にのぼった。うちアジア太平洋諸國の寄與度が半數(shù)に達した。しかもこの流れは少なくとも2040年まで続く見通しで、アジア人の5分の1弱が一人暮らしをすることになる」と伝えた。
韓國英字紙「The Korea Herald」は韓國行政安全部のデータを引用し、「韓國の単身者は昨年、前年比で39.1%増となった。一人暮らしの人口が900萬人を突破し、一人暮らしの世帯が全世帯に占める割合が30%にのぼった。結(jié)婚や育児といったいわゆる家庭的?社會的責(zé)任は、韓國の若者の間で基本的な動機と拘束力を失っている。デート、結(jié)婚、育児を諦める若者が増えている」と伝えた。
日本も単身者の數(shù)で負けてはおらず、「スーパー単身國」になりつつある。日本の単身世帯は2015年の段階で34.6%を占めており、日本國內(nèi)で最も一般的な世帯構(gòu)成となっている。日本の國立社會保障?人口問題研究所が2019年に行った未來の人口に関する予測によると、日本の単身者は2040年に総人口の半數(shù)弱を占め、単身世帯が全國の世帯全體の39%以上を占める見通しだ。
中國民政部のデータによると、2018年の全國の単身成人數(shù)は2億4000萬人で、うち7700萬人以上が一人暮らしの狀態(tài)だった。この數(shù)値は2021年に9200萬人に増える見通しだ。中國の若者は結(jié)婚のコストが高く、都市部であればマイホームが必要だ。農(nóng)村部でも結(jié)納金の額がうなぎのぼりだ。ストレスがたまるハイペースな仕事と勤務(wù)により、結(jié)婚の準(zhǔn)備を整えていない人が多い。
イタルタス通信によると、北京大學(xué)心理學(xué)博士、中國労働関係學(xué)院教員の宋萱氏は、単身の傾向が今後もさらに強まると判斷した。「この問題は事実上、社會制度及び経済制度全體の総合的な作用によるものであり、簡単な調(diào)整で解消できるものではない。現(xiàn)在の社會における仕事及び各方面のペースが上がり続ければ、単身主義は変えられない流れになるだろう」
「中國網(wǎng)日本語版(チャイナネット)」2021年2月23日