東京五輪が8日、正式に閉幕した。世界と五輪の次の邂逅はすぐ先だ。あと170日余りで五輪の聖火が北京で燈される。世界初の夏季?冬季五輪開催都市になる北京は再び世界の注目を浴びる。新華網が伝えた。
この1年以上に渡り、世界は感染癥の影に覆われ、東京五輪も多難な運命となった。百年の五輪史上で初の延期により、多くの調整作業が生じた。世界の新型コロナウイルス感染者が増加を続け、人々に終始懸念を持たせた。東京五輪が中止になるのではと心配された。最終的にこの祭典はほぼ順調に開催されたが、これそのものが一つの成功だ。
17日に渡り、世界は焦りと疲れを忘れ競技とスポーツの魅力を味わい、世界の団結を促進する共通の願いを示した。國際オリンピック委員會(IOC)のバッハ會長が「すべての力が一つに集まることで初めて、延期された東京五輪の開催を実現できる」と述べた通りだ。これは五輪の新しいモットー「より速く、より高く、より強く、より団結」を分かりやすく説明した。
五輪が國際社會の一大事になれたのは、人々の力?速度?熱血への崇拝のためであり、それ以上に競技における精神の高揚と団結の姿勢のためである。東京の競技を振り返ると、シリアの卓球選手のヘンド?ザザ(12)が戦火を逃れ夢を追い求め、中國の全紅嬋(14)が5回中3回満點の奇跡を起こし、ウズベキスタンの有名體操選手のオクサナ?チュソビチナ(46)が8回目の五輪出場を果たした。彼らは年齢も経歴も異なるが、自分にチャレンジし、奮闘により運命を変え、祖國のため栄光を勝ち取り、私たちを力強く勵ました。中國人選手の張雨霏と白血病からプールに復帰した日本人選手の池江璃花子が抱き合い、殘念ながら負けた陳清晨と賈一凡が喜び涙するインドネシアの金メダリストを助け起こした。彼らは國と地域が異なり、胸にするメダルも色が異なるが、誰もが誠意と善意を胸にし、「最も重要なのは友好で、試合はその次」を十分に示した。この努力し向上する姿勢、団結し奮進する精神は価値観の違いを乗り越えすべての人に影響する。これは今日の人類社會が切に必要とするものだ。
東京から北京へと異なる會場に移るが、追い求めるものは同じだ。多くの人が冬季五輪の場で夢が葉うことに期待している。我々も北京冬季五輪がより団結した姿勢で世界に自信をもたらすことに期待している。先ほどスケートリンク上の「飛人」こと武大靖は、陸上競技の「飛人」こと蘇炳添にメッセージを送った。「勵まされた。私も全力で取り組む。我々中國のスピードが絶えず超越?突破に挑むことに期待する」
真夏であるが、カザフスタン冬季競技代表の選手らはクローズドの練習を開始している。有力選手のユリア?ガリシェワは、「北京冬季五輪の受賞臺のトップに立つ」という目標を立てている。會場の外では、かつて「山海関を出ず」と言われたウィンタースポーツが、全國へ急速に広まっている。「3億人のウィンタースポーツへの參加をけん引」とう願いが徐々に実現しようとしている。多くの人々、特に若者の健康を促進し、精神を奮い立たせ、その生活を豊かにすることは、國際的な五輪競技の発展への大きな貢獻になる。この喜ばしい光景により、北京冬季五輪への期待が膨らんでいる。
冬季五輪の開催に向け、北京はすでに十分に準備している。「グリーン、共有、開放、クリーン」とう五輪開催理念のもと、我々は冬季五輪開催を京津冀協同発展重大戦略の中に入れ、経済発展、社會の進歩、生態建設などと融合させ1枚の青寫真にすることで、五輪競技と都市発展の良好な相互作用を促す。これはスポーツの祭典であり、それ以上に多くの人々に恵みをもたらし、文明進歩を促進する大きな舞臺になる。これはより優れたスポーツ環境、自然生態環境、社會人文環境を創る歴史的チャンスだ。當然ながら夢を葉えるためには數多くのリスクと課題を迎えなければならない。感染対策は最も厳しい試練だ。しかし我々はこれに自信を持っている。中國はすでに豊富で効果的な感染対策の経験を蓄積している。東京五輪の経験及び教訓を結びつければ、我々は「スリムで安全で素晴らしい」という開催條件を満たせるだろう。
來年の立春の日、五輪競技が歴史ある長城の麓で新たな輝きを放つ。信仰、肌の色、人種の異なる人々が喜び北京に集まり、再び五輪の熱で世界を奮い立たせることだろう。
?中國網日本語版(チャイナネット)?2021年8月12日