文?寫真＝小林正弘 

清華大學(xué)法學(xué)博士 

Genuineways.Inc　ブランド保護(hù)顧問

　週末の土曜日は北京で暮らす小學(xué)校2年生の娘にとっては一番忙しい一日かもしれない。朝から夕方までローラーブレード、ピアノ、京劇、英語と習(xí)い事で埋まっている。そして、私はその付き添い役だ。10月のある土曜日、そんな娘の息抜きをかねて、午後の習(xí)い事を少し早めに切り上げ、北京の北東80キロ、桃で有名な平谷區(qū)の山奧にある民宿?聞風(fēng)小院に向かった。

　市內(nèi)から高速とカーブ連続の山道を走ること約2時(shí)間。暗闇に明かりの燈った四合院が浮かび上がった。一足先に到著していた友人家族が夕飯の準(zhǔn)備をしていてくれたのだ。

　ここは農(nóng)家の住居を改造した別荘タイプの民宿で、バスタブ付きシャワールーム、畳とベットの２種類の寢室、各種調(diào)理器具と食器を備えたオープンキッチンやバーベキューができる庭など、二家族でもゆったりと快適に過ごせる空間と設(shè)備が整っている。北京の郊外にはこのような新しいタイプの民宿が近年増えているが、ここにはブロックや絵本などが子供のために用意されていて、その心配りに驚かされた。

　風(fēng)の音を聞きながら眠りにつくと、自然と朝早くに目が覚めた。寢室のカーテンを開けると、朝日に照らされ、紅や黃色に染まり始めた山々の雄大なパノラマが現(xiàn)れた。冷たく澄んだ空気を感じながら民宿の外に出てみると、周りはリンゴ園で、木には採(cǎi)り切れない程のリンゴがなっている。農(nóng)家のおばあちゃんがもぎ立てのリンゴを分けてくれ、そのリンゴをかじると飛び切りの甘さが口の中に広がった。あまりのおいしさに、3.5元（約70円）／500グラムでリンゴをたくさん購(gòu)入してお土産にした。「またリンゴを買いにきてね」おばあちゃんのまぶしい笑顔に心が溫まった。都會(huì)で暮らす娘にとっても貴重な農(nóng)村體験となったに違いない。

　?中國(guó)網(wǎng)日本語版(チャイナネット)?2022年10月20日