文＝清水友香　産業(yè)翻訳者

　アフターコロナ時(shí)代の新たな旅のスタイルを待ちながら、これまで半年間にわたって中國(guó)の観光地や文化を紹介してきました。ここにきて中國(guó)の動(dòng)的ゼロコロナ政策が終了したことで、大方の予想よりも早く両國(guó)間の往來が戻ってきそうです。中國(guó)政府は今月8日より「乙類乙管」政策を?qū)g施し――中國(guó)では新型コロナウイルスを法定感染癥の乙類に分類しているが、これまでは甲類と同様に厳しく管理していた（乙類甲管）――入國(guó)時(shí)の隔離措置を撤廃しました。外國(guó)人観光客の増加が期待されています。

　この動(dòng)きを先取りするように、先日は寧波市観光局の公式ガイドブック（日本語版）作成に攜わる機(jī)會(huì)がありました。當(dāng)該市の観光ウェブサイト（日本語版）はコロナ以降閉鎖され、ガイドブックの発行も止まっていたので、數(shù)年ぶりの復(fù)活です。今回は屋外施設(shè)やキャンプなどのアウトドア?アクティビティを數(shù)多く取り入れたアフターコロナ?バージョン?？崭郅渎眯写淼辘胜嗓且姢堡蓼筏郡椤ⅳ激窑证巳·盲皮从Eください。無料でお持ち帰りいただけます。

現(xiàn)存する中國(guó)最古の私設(shè)書庫?天一閣博物院（2019年2月）

　ところで、寧波は上海から高速鉄道で2時(shí)間にもかかわらず、行ったことのある方は少ないのでは？「海上絲綢之路」（海のシルクロード）の重要な起點(diǎn)の一つで、仏教文化の中心地でもあったこの地には見どころがいっぱい。近年ですと、邦畫『キングダム』シリーズの撮影地にもなった象山影視城（大規(guī)模な映畫村）も魅力的ですね。なお、2019年4月に成田－寧波間のLCC直行便も就航したので（2023年1月10日から運(yùn)航再開予定）、日本からも気軽に行けるようになりました。

寧波の歴史や文化を?qū)Wべる寧波博物館　　建物の設(shè)計(jì)はプリツカー賞も受賞している王澍氏

　代表的な観光スポットには、天一閣博物院?月湖公園、老外灘、東銭湖などがあり、中心部から南西へ40キロほどの渓口風(fēng)景區(qū)も大変有名です。私はというと、寧波中心部をひと通り観光した翌日は、郊外にある天童禪寺（寧波駅からタクシーで約45分）へ向かいました。かつて臨済宗の開祖?栄西禪師、曹洞宗の開祖?道元禪師、畫家であり禪僧でもあった雪舟たちが修行した禪寺です。

日本と縁の深い天童禪寺

　天童禪寺にほど近いところには阿育王寺（「阿育王」はインドのアショーカ王のこと）もあり、鑑真和上が2度目の航海失敗の後、この禪寺に滯在して日本へ渡る準(zhǔn)備をしたとのこと。実際に鑑真和上が日本に辿り著いたのは6度目の航海です。日中両國(guó)の先人たちが命がけで海を渡り仏教を?qū)Wび広めた、その縁の寺院を巡って、日中文化交流の歴史と將來に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

鑑真和上が一時(shí)滯在した阿育王寺

唐鑑真大師造像

「中國(guó)網(wǎng)日本語版（チャイナネット）」2023年1月9日