今年の政府活動報告は、中國は改革を掘り下げ開放を拡大し、ビジネス環境を持続的に改善すると同時に外資導入を拡大し、外商投資奨勵産業リストを拡大し、外資系企業の域內での再投資を奨勵するとした。日本貿易振興機構(ジェトロ)の調査によると、日系企業の90%が中國事業の拡大もしくは現狀維持を希望している。中國の政府活動報告が発した積極的なメッセージが、在中日本企業をいっそう奮い立たせることは間違いない。「環球時報」が伝えた。
三井住友海上火災保険(中國)有限公司の菅匡彥董事長兼総経理は、中國の政府活動報告にあった「フィンテック、グリーンファイナンス、インクルーシブファイナンス、養老金融、デジタル金融の発展に力を盡くす」「グリーンで低炭素な経済の発展に力を盡くす」などの內容により、未來の中國経済の構造最適化及び高度化モデル転換の青寫真や、多元的な発展の將來性を目にしたという。
菅氏は、「両會後の中國経済の発展を楽観している。中國経済の高い強靭性と大きな潛在力や、質の高い発展を促進する政府の決意と措置は、活力とチャンスがあふれる市場の見通しを示した。特にグリーンファイナンス、デジタル化科學技術イノベーション、対外開放などの分野で中國経済の怒濤の原動力を深く感じ、手を攜え共に歩み共に発展を目指す無限の可能性を目にしている」と述べた。
菅氏はまた、「當社は改革開放後に第1陣として中國保険市場に進出した外資系保険會社で、中國経済の急発展と良好なビジネス環境のおかげで中國事業が穏健に成長した。中國市場は大規模だ。特に質の高い発展が掲げられた後、中國経済は徐々にイノベーション発展にモデル転換し、その過程において多くの新しいチャンスが生まれた」と述べた。
菅氏は「環球時報」に、「中國は創業とイノベーションの熱地で、先端科學技術が非常にスムーズに社會レベルで実踐される。両會は、新たな質の生産力の発展を急ぐとしたが、當社は伝統的な生産力と新たな科學技術の融合発展に非常に期待している。國際情勢は複雑で変化が激しいが、當社の中國市場への揺るぎない約束と長期的な投資は終始変わらない」と述べた。
菅氏は、「グローバル化は依然として世界経済の発展を促す重要な原動力で、その全體的な流れは変わっていない。また日中両國の経済関係もしっかり繋がっている。中國経済の持続的な成長、市場規模の持続的な拡大、対外開放政策の持続的な掘り下げは、外資系企業に大きな発展の余地を提供した」と述べた。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2024年3月8日