中國のショートドラマの海外進出において、中日協(xié)力には次の2本の道筋がある。まずは、中國のショートドラマを日本語に翻訳し、大量の翻訳によりドラマのラインナップを充実させ、ユーザーを集める。次に、中國の人気の題材に基づき、日本のショートドラマを制作する。
日本のショートドラマについては、「大富豪の跡取りが身分を隠しバイト」といった職場のストーリーが最近人気で、中國の「職場立て直し」系のショートドラマと似たセールスポイントで、日本の視聴者の間で好評を博している。日本企業(yè)の多くが伝統(tǒng)的な年功序列制度を?qū)毪筏皮辍緲I(yè)員の収入はその勤務歴によって決まる。この厳しい上下の秩序は若者が発展するチャンスとその自主性を抑え、個人の自由を求める現(xiàn)代社會の時代的特徴に背いている。伝統(tǒng)と現(xiàn)実の間の數(shù)々の矛盾。このような日本のショートドラマは「職場の歪み」を表現(xiàn)する。中國のこの手のショートドラマが示す現(xiàn)実への関心は、日本の若者の間でより大きな共鳴を生む。日本ひいては東アジアの新世代の人々はこのようなショートドラマの制作?視聴?議論を通じ、自身が直面している複雑な職場環(huán)境や職場のストレスへの疑問を表現(xiàn)する。
本當に規(guī)模と影響力を拡大したければ、中國のショートドラマの海外進出は翻訳路線だけを歩み続けることはできず、「現(xiàn)地化」が必然的な発展方向になる。中國企業(yè)が日本に提供する「視聴者を引き付けて離さないストーリー」は技術面の突破だけでなく、思想レベルの共感を象徴する。アルゴリズム、文化、現(xiàn)実への関心の相乗効果により、この東アジア文化圏で普遍性を持つ文蕓敘述の新たなモデルが日増しに成熟化し、力強く発展している。(筆者=徐仕佳?清華大學人文?社會科學高等研究所研究員補佐)
「中國網(wǎng)日本語版(チャイナネット)」2024年4月24日