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中國の若者に外見の美しさ追求する傾向 過度な懸念は無用

中國の若者に外見の美しさ追求する傾向 過度な懸念は無用。 中國青年報社會調査センターが最近実施した調査によると、回答者の53.9%が、周囲に美容整形をしたことがある若者が「いる」と答えた。また、美容整形をする理由に関して、59.7%が「見た目で人を判斷する社會の価値観の影響」と答え、75.1%が「現代社會において、容貌と個人の競爭力には必然的な関連性がある」との見方を示した…

タグ: 美容,整形,中國 若者

発信時間: 2013-08-09 13:42:32 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中國青年報社會調査センターが最近実施した調査によると、回答者の53.9%が、周囲に美容整形をしたことがある若者が「いる」と答えた。また、美容整形をする理由に関して、59.7%が「見た目で人を判斷する社會の価値観の影響」と答え、75.1%が「現代社會において、容貌と個人の競爭力には必然的な関連性がある」との見方を示した。燕趙晩報が報じた。

同調査結果に、多くの専門家が予想通り「懸念」を表明し、「心理的に病んでいる」、「自己意識が弱い」、「文化に対する自覚、自身のなさの表れ」などと指摘している。ただ、筆者の意見としては、「外見を競う」ことはそれほど大騒ぎすることではなく、恐れる必要もない。

中國は古くから個人の「道徳観」を非常に重視してきた。そのため、子供のころから「內面の美しさ」は、「外見の美しさ」よりもはるかに大切と教えられる。一方で、「美を追求する心は、人の本性」というのも、古くから伝わり人々の心に刻まれている考え方の一つだ。ここでの「美しさ」とは、「美しい景色、美しい物、美しい感情」だけでなく、「美しい心、美しい容姿」をも指す。つまり、崇高な道徳観やあふれる才能など「內面の美しさ」も、美男美女を好む「外見の美しさ」も、どちらも「美の追求」なのだ。この二者は互いに相容れないわけではなく、同時に追求しても何の問題もない。「きれいな女性が好き」、「かっこいい男性が好き」というのは、最も人間らしい感情で、 最も基本的な人間性とさえ言えるかもしれない。

上記で言及しているように、徳や才能を備えることが「競爭力」であるなら、「美しい容貌」も同じように「競爭力」の一つとなるのではないだろうか。徳や才能を備えている人が良い仕事を見つけやすいというなら、容貌が美しい人も、雇用者に好まれてしかるべきなのではないだろうか。単に「見た目で人を判斷する」のはもちろん間違っているが、容貌が重要な要素となる職業も數多くあることは否定できない。例えば接客業などのスタッフは、客にとって會社の「第一印象」となり、常に客の「目」を満足させなければならない。また、テレビのアナウンサーにしても、もし一般的な容貌の人と美しい容貌の人がおり、2人の資質が同じなら、恐らく後者のほうが選ばれるというのが一般的なセオリーだろう。職場だけでなく、日常生活の戀愛などにおいても、容姿の優れた相手を求めるのではないだろうか。このような狀況は、誰しもあることだ。

もちろん、?や才能が競爭力になることを否定するわけではない。実際には、業界や企業、職種が異なれば、必要な「容貌」、「徳」、「才能」も異なってくる。接客業に就く女性なら、「徳」や「才能」より、「容貌」を強く求められるだろう。科學研究など多くの職業の場合、「容貌」よりも「徳」や「才能」を強く求められるだろう。これらは社會の理性的な「チョイス」であって、「徳」や「才能」こそが重要だと強調し、「容貌」を追求することを鼻であしらう必要はない。

しかし、「容貌」の競爭力よりも、「徳」や「才能」の競爭力の方が長続きすることは確かだ。「外見の美しさ」のみで、「內面の美しさ」が無い場合、外見を武器に得た「競爭力」は長続きしないケースが多い。

「美を追求する心は、人の本性」だが、花のように美しくても、特に長けた能力のない人が周囲の人に好まれることはない。特に職場では、外見は美しくても、「徳」や「才能」のない人は、重要な仕事を任されることはなく、その「競爭力」も長続きはしないだろう。そのため、「容貌」を追求して「競爭力」を高めようとすることを懸念する必要は全くなく、人々の「IQ」や「判斷力」を信じなければならない。「內面の美しさ」を好む人もいれば、「外見の美しさ」を好む人もいる。この2種類の「美」は社會において、それぞれ適所を持ち、どちらも他の人に好まれるに値するもので、恐れるべき點は何もない。

「人民網日本語版」2013年8月9日

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