昨年は102回の打ち上げで492の宇宙船が打ち上げられたが、中國は通年で34回の打ち上げにより再び世界一に輝いた。この數字は今年40回を突破し、記録更新する見通しだ。
中國航天科技集団の責任者?専門家が先週、記者會見を開いた。中國の今年の火星探査、月面著陸、有人宇宙ステーションの建設などの重大宇宙計畫について権威ある説明を行い、上述したデータを発表した。
中國航天科技集団宇航部部長の尚志氏は、中國青年報?中國青年網の記者に「嫦娥5號などの3大重量級ペイロード、長征5號Bなど3種の新型ロケットの任務が今年、集中的に実施される。打ち上げ回數と重大任務は近年稀に見る密度となる」と述べた。
「長征5號シリーズは今年3回の打ち上げが計畫されている。次世代有人宇宙船試験船、火星探査機、嫦娥5號探査機を打ち上げる」
うち初登場するのは長征5號Bで、近地球軌道への打ち上げに用いられる。同じく初飛行を迎えるのは長征7號甲だ。長征7號ロケット副チーフデザイナー補佐の胡暁軍氏は記者に、次のように紹介した。中國初の次世代中型高軌道ロケットである長征7號甲は、高軌道衛星の打ち上げ戦略の展開において重要な意義を持つ。長征7號甲の靜止遷移軌道における積載能力は7トンに達し、未來の大半の高軌道衛星打ち上げ任務の需要を満たせる。同ロケットはすでに海南省文昌市に運び込まれており、発射場で試験作業を展開中だ。
長征8號も今年の初飛行を予定している。同ロケット副チーフデザイナーの呉義田氏によると、長征8號は中國が開発した中型ロケットで、中國の高度700キロの太陽同期軌道における4.5トン前後の積載能力の空白を埋め、國內外の宇宙船打ち上げ市場の主力軍になる見通しだ。長征8號Rプランの開発作業は年內に全面的に展開され、垂直離著陸試験を完了する。
中國のロケットファミリーのニューフェイスの登場に伴い、新型宇宙船の全貌も明らかになる。例えば長征5號Bは、次世代有人宇宙船を打ち上げる。これは中國が有人宇宙事業の未來の発展の需要を見據え論証を行った、再利用可能な有人宇宙?地球往復輸送飛行機だ。