全國人民代表大會(全人代)代表を務める西蔵チベット自治區のバイマ?チリン主席は7日午後3時、全人代プレスセンター會場となっている北京市の梅地亜(メディア)センター多目的ホールにおいて、國內外記者による共同インタビューを受けた。
香港メディアの記者が、「ダライ?ラマが先日、チベットの人々が同意すれば、輪廻転生制度をやめても良いという考えであると述べた。この発言は、チベット地域振興計畫に影響を及ぼし、足を引っ張ると思うか?」と質問した。同主席はこれに対し、以下の通りコメントした。
ダライ?ラマの生まれ変わり問題について、この席にいらっしゃる皆さんははっきりお分かりでしょう。ダライ?ラマは、輪廻転生制度を肯定したり、その後それを否定したりしています。また、自分の後継者について、國內の子どもだと言ったり、男の子だと言ったり、女の子だと言ったり、彼の発言のうち、いったいどれが正しいのか、全く分かりません。
チベット仏教における活仏転生には、厳格な歴史的制度や宗教上のルールがあり、「思いついたら即実行」という訳にはいきません。従って、以前も記者會見でお話したように、ダライ?ラマ自身の意見がどうであれ、輪廻転生は深遠な思想であり、歴史的制度や宗教上のルールに則って取り扱うべきだと思っています。
現在のダライ?ラマは14番目で、その前に13人のダライ?ラマがいました。14世が自分自身で何とかすることは不可能です。彼の即位式典は、當時の中央政府の許可のもとで、當時の現地政府が行いました。私の個人的意見では、現時點で、転生問題をとやかく論じる必要はないと思います。ダライ?ラマはまだ生きています。亡くなったら議論しましょう。
?人民網日本語版?2010年3月8日 |