23日、トーマツ社が発表した最新調査報告で、「商品にその値段なりの価値がある」ことが買い物の決定的な要素になっていることは、中國消費者が成熟していることを物語るとしている。調査では、半數以上の調査対象者がブランド品の価格は合理的ではなく、商品の実際の価値と相応しくないと見ている。
この調査は約2000名の中國消費者の答えを整理し、數人の小売業高級管理者にもインタビューした。調査は、中國の大中都市の消費者は「商品にその値段なりの価値がある」ことを買い物の決定的な要素にし、しかもこのことはさらに規模が小さい都市にも影響を與えているとしている。
また、調査は、大都市の消費者は新しいブランドを試す場合、まず、口コミやマスコミの報道と広告を參考にする傾向があるとしている。
このほか、持続可能なコンセプトが根を下ろして、大多數の中國消費者は「低炭素」のコンセプトを認めるが、あえて「低炭素」をセールスポイントにした商品を買うことはないということである。
「中國國際放送局 日本語部」より2010年6月24日