1987年に起こった大韓航空858便爆破事件の主犯である金賢姫元朝鮮工作員の(48歳)が20日に來日し、鳩山由紀夫前首相の別荘へ向かったと「環球網」が伝えた。金元工作員の滯在先が鳩山前首相の別荘になったのは、かつて鳩山前首相が民主黨の拉致問題対策本部の本部長を務めていたためだと見られている。
テロ事件を実施するために金元工作員は、日本のビザを利用して身分を隠していた。朝鮮では日本語の特別訓練を受け、その時の日本語教師が、朝鮮が拉致した日本人の田口八重子さんだ。1990年3月27日、金工作員はソウル地方裁判所で死刑判決を言い渡されるが、1年後に盧泰愚大統領の恩赦を受けて釈放され、その後は韓國情報機関の保護の下、著述や講演活動をしている。
金元工作員の手記「いま、女として」は、日本と韓國でベストセラーになり、映畫化された。1997年12月には、當時、彼女を調査に參加していた國家安全企畫部(現在國家情報院)の職員と極秘結婚し、今では韓國で普通の主婦としての日々を送っている。
日本のメディアは爭って金元工作員の訪日を取材しているが、具體的な日程は明らかになっておらず、日本政府は保護を理由に金元工作員の滯在日程を一切発表していない。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2010年7月21日