60名あまりの隊員からなる中國國際救援隊は現地時間の27日夜6時40分頃、パキスタン洪水の被災地シンド州のタッターに到著し、人道主義援助に著手した。
中國國際救援隊はタッター警察局の構內にテントを張り、仮設病院を設置して、付近の住民に醫療援助を提供する。
中國のパキスタン駐在外交官によると、現在、タッター地區ではおよそ130萬人が家を失い、10萬人が移転され、1萬人が孤立狀態に陥り、130あまりの村が水浸しになっている。同時に、急性下痢などの伝染病にかかった患者の數が急速に増えているという。
パキスタン政府の招きに応じて、中國國際救援隊は26日チャーター便でイスラマバード入りした。27日、パキスタン軍側は特別輸送機で救援隊をカラチまで送った。救援隊はカラチから車で3時間あまりをかけて、タッターに到著したという。
「中國國際放送局 日本語部」より 2010年8月29日