中國発展援助委員會研究チーム第3回會議が北京で19日に開かれた。「経済発展と貧困減少に向けたインフラ建設」をテーマとした同會議は、経済成長と貧困減少を促進する上でインフラ建設が及ぼす作用と中國?アフリカの貧困経験交流をめぐり、活発な討議が進められた。
中國國務院は貧困扶助弁公室の鄭文凱副主任は、開幕式において、「中國はここ數年、貧困地區におけるインフラ投資の強化を続けてきた。大規模なインフラ建設によって、貧困人口の収入増加や就業チャンスを増やし、関連産業の発展をリードし、貧困地區の生産?生活環境を改善してきた」と語った。
多方面での努力が実を結び、國內貧困人口の絶対數は大幅に減少した。1978年に2億5千人だった農村貧困人口は2009年には3597萬人に減少した。鄭副主任は、「國內貧困地區のインフラ建設は多くの成果を得たが、同時にいくつかの課題にも直面している。中國は他の発展途上國と経験を共有し、新しい協力方式を共に模索していくことを望んでいる」と述べた。
中國発展援助委員會研究チーム擔當者は、中國とアフリカの経済協力について、「中國はすでに、サハラ砂漠以南35カ國でのインフラ投資を進めており、特に、自らの経験にもとづき、経済の発展潛在能力を備えた分野に力を入れている。アフリカ諸國に対するインフラ投資は、交通?電信分野にだんだんとシフトしている」とコメントした。
北歐のアフリカ研究所専門家は、「アフリカ諸國は、立ち遅れたインフラがアフリカの発展?融合の足かせとなっていることを理解している。アフリカ諸國は、中國の経験から學び、自國のスタートについて十分に分析し、自國の発展効果を中國と比較しながらインフラ建設を進めていく必要がある」と指摘した。
「人民網日本語版」2010年9月20日