中國國家海洋局南海分局の李立新?局長が11日に明らかにしたところによると、中國の現有の海洋巡視船は1千平方キロメートルの海域內に1隻が配備された水準に達しておらず、他の先進諸國との差はきわめて大きく、海洋権益保護?法執行能力向上のため、中國は今後5年以內に海洋巡視船30隻を建造する。
李局長は取材に対し、「中國海監総隊は1998年に正式に発足、國家海洋権益の維持、海洋環境の保護などの方面で行政法執行職能を履行してきた。総合的素質を向上すべく中國海監は毎年、船員安全技能競技大會を開催している」と語った。
さらに李局長は、「中國の海域はきわめて広いが、現有の海洋巡視船は総トン數が小さいのみならず、數も少ない。1千平方キロメートルの海域內に1隻が配備される水準にはいまだ達しておらず、他の先進諸國との差はきわめて大きい。たとえば日本海洋巡視船の數は100隻以上、総トン數は3千トン以上だが、中國の海洋巡視船の數は日本の半數にも満たない」とした。
李局長によると、海洋権益維持?法執行能力向上のため、中國は今後5年以內に海洋巡視船30隻を建造する計畫。今年末から來年初旬にかけて、中國海監は巡視船6隻を新たに配備、今年7月末に進水した「中國海監75」號も今月末には南海分局に到著する。
「人民網日本語版」2010年10月12日