首都師範大學は北京市教育委員會の委託を受け、「北京市中小學校學校性教育大綱(草案)」を編纂した。同學性健康教育センターの張主任はこのほど、「草案はすでに市內の中?小學校39校で2年間にわたる試行が行われた。今年は試行第2弾として45校を選ぶ予定だ」と話す。
張主任によると、首都師範大學性健康教育センターと北京性教育研究會は、2009年と2010年の2年間、「北京市中小學校性教育モデル確立」という課題を市教育委員會から委託された。課題チームは、各學校?各學年の性教育計畫を作成。また、調査研究と國內の青少年関連大綱に対する検討を踏まえ、「北京市中小學校性教育大綱(草案)」を編纂した。課題チームは、試行段階で、サブ課題30項目を設定し、小學校10 校と中學?高校20校で実施した。
1980年代以降、北京ひいては中國全體で、中學生からスタートする性教育のニーズが高まっていたが、この分野での政府の対応は後手に回り、國際機関や民間組織が一時的なプロジェクトを実施するにとどまっていた。張主任は、「プロジェクトには系統性がなく、一旦終了するとそれっきりで、學生への指導も中途半端に終わっていた」と指摘、政府はさまざま理由から、小中學校の「性教育」に本腰を入れる必要性を感じるようになったという。
張主任は、「2年に及ぶ性教育大綱試行では、一定の成果が得られたが、市內全體で推し進めるにはまだまだ基盤が整っていない。多くの學校、特に郊外にある區?県學校、職業學校、特殊學校にも広める必要がある」とコメントしている。
「人民網日本語版」2010年11月22日