高等教育の國際化が進むに伴い、中國を留學先とする外國人學生が増えている。教育部関連部門の統計によると、昨年だけでも、中國國內610の大學?科學研究所が190の國と地域から各種留學生23萬人以上を受け入れた。北京大學、清華大學などの有名校は毎年、1千人以上の留學生を受け入れている。「中國教育報」が伝えた。
非常に多くの外國人留學生に対し、彼ら?彼女たちの人間交流の障害をいかに取り除き、國內大學キャンパスでの學習?生活にすみやかに融け込んでもらい、中國人學生との交流?學習を強化することは、留學生の教育の質を高めることに関係があるのみならず、中國の高等教育の國際化にも影響を及ぼす。
中國人民大學の調査によると、中國の學生とのさらなる交流を求める留學生は実に86%以上に達し、うち46.1%の留學生は極めて強い願いを抱いていることが判明した。しかし一方で、留學生はキャンパス內での文化を越えた交流に満足していないようだ。留學生在籍比率が高い多くの大學では、中國人學生にとって外國人留學生との交流の機會が少ないばかりか、中國人學生と積極的に交流する留學生はきわめて少ない。中國人學生との交流?相互學習が非常に少ないとした留學生は35%、常に交流しているのはわずか30%、「親しい中國の友人がいない」と認める留學生は39.5%に達した。
調査ではさらに、ほとんどの留學生の中國人學生との交流は、知人の紹介もしくは団體のあっせんを通じたもので、交流目的に言語?文化の學習を挙げた留學生が44.7%に上ったことが示された。外國人留學生と中國人學生の交流はまばらで、それほど深くはないのが実情だ。
「人民網日本語版」2010年11月26日