米フォーブス誌(中國(guó)語(yǔ)版)と中國(guó)建設(shè)銀行は28日、2010年中國(guó)資産管理フォーラムを開(kāi)催し、2010年中國(guó)個(gè)人資産白書を発表した。2010年末、投資可能な個(gè)人資産が1千萬(wàn)元(約1億2千萬(wàn)円)を超える中國(guó)大陸部の富裕層は38萬(wàn)3千人に達(dá)する見(jiàn)通しという。中國(guó)紙、京華時(shí)報(bào)が伝えた。

白書は、ここ3年間の中國(guó)大陸部における個(gè)人資産の総量と分布狀況、および投資可能な個(gè)人資産が1千萬(wàn)元を超える富裕層の人數(shù)と分布狀況を公表した。中國(guó)は近年、流動(dòng)性に支えられた資本市場(chǎng)、不動(dòng)産市場(chǎng)を背景に、金融危機(jī)からいち早く立ち直ると同時(shí)に、個(gè)人資産が目に見(jiàn)えて増加し、富裕層の規(guī)模が拡大した。中國(guó)の富裕層は2009年の33萬(wàn)1千人から2010年末には38萬(wàn)3千人に達(dá)する見(jiàn)通し。うち投資可能な個(gè)人資産が1億元(約12億円)を超える超富裕層も年々増加しており、2008年の1萬(wàn)5千人から2009年には26.7％増の1萬(wàn)9千人となった。2010年には2萬(wàn)人を超える見(jiàn)込みという。

白書は、現(xiàn)金?預(yù)金、株券、基金、債券、不動(dòng)産、オルタナティブ投資品などを個(gè)人資産とし、ここから居住用不動(dòng)産、流動(dòng)性の 低い資産を除いたものを投資可能な個(gè)人資産と定義している。

推計(jì)では、中國(guó)大陸部の投資可能な個(gè)人資産は2009年、前年末と比べ27％増の計(jì)85兆4千億元(1千兆円)。うち金融資産の比率が約60％、投資用不動(dòng)産が約30％。2010年には投資可能な個(gè)人資産は100兆元(約1230兆円)に迫るとみられる。

中國(guó)大陸部における富裕層の割合は2008年19.9％、2009年21.4％、2010年22.4％と年々上昇している。これは、2010年末には38萬(wàn)3千人の富裕層が約22兆4千億元(約275兆円)の投資可能資産を保有することを意味する。

富裕層のうち、60年代生まれ、70年代生まれが主力で、男性が7割以上、実業(yè)と投資が主な資産源となっている。これら富裕層の多くは貿(mào)易業(yè)、製造業(yè)、金融業(yè)、不動(dòng)産業(yè)、ＩＴ産業(yè)などに従事している。ただ近年はＴＭＴ(通信?メディア?テクノロジー)、エネルギー、物流、醫(yī)療保健などの業(yè)界も富裕層の“揺りかご”となっている。

このほか、富裕層のうち、民営企業(yè)に屬している割合は76.8％で、うち64.1％が経営者だった。

「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2010年12月29日