広州市の両會(人民代表大會と政治協(xié)商會議)で人民代表大會代表が、アジア大會開催で広州が2100億元の負債を抱えたと指摘した問題をめぐり、広州市財政局の張傑明局長は2日の記者會見で、広州はアジア大會の開催で2100億元の負債を抱えていないと明確に述べた。張局長によると、アジア大會の予算136億元のうち、91億元がすでに支払われ、45億元が未払いだという。
アジア大會の會計明細公開について、張局長は、大きな大會の帳簿はいくつかの過程を経て決算が行われるため、短期間で完成するのは不可能だとし、2013年までには公開する予定だと述べた。
▽過去5年間で重點インフラに1090億元投資
張局長はまた、都市の姿を改善するため、インフラ建設を積極的に推し進め、都市環(huán)境を整備する市の重點インフラ建設に、2005~2010年の間に1090億元を投資したことを明らかにした。そのなかには、地下鉄や道路など交通インフラの建設費732億元、環(huán)境の総合整備費190億元が含まれ、市政府の道路両側、舊都市部の住宅環(huán)境、アジア大會の競技場や重點區(qū)域の周辺環(huán)境、空港までの高速道路、大気環(huán)境、緑化、緑道の建設といった整備事業(yè)が推進された。汚水整備や河道の総合整備には168億元かけられた。
▽政府の負債、884億元
「適度な起債による都市建設の推進は全國各都市でみられ、國際的な慣例にも適合する。もちろん起債は適度でなければならない」と張局長は強調。負債は積み重なったもので、アジア大會を開催したための負債ではなく、開催しなくても負債はあると述べた。
現(xiàn)在、広州市政府が利息をつけて返済する必要のある債務は884億元。主に都市投資集団や水務投資集団への返済で、100%公益的なものだという。
広州市政府は慎重な原則に則り、起債前の各種債務に相応の借金返済措置をとり、債務の総體的な規(guī)模を許容範囲に抑えたという。一都市の政府の債務殘高がその年の総合的な利用可能資本を超えてはならないという國の規(guī)定に従い、広州市政府の債務はその範囲に抑えられているという。
ここ數(shù)年、経済社會の発展を促進するため、広州市は市內の地下鉄道公司、都市投資集団、水務投資集団といった企業(yè)を通じて銀行から、地下鉄や緑化、街頭改造、汚水管網(wǎng)、河道整備などの事業(yè)融資を受け、経済社會発展の成果を何年も前倒しして多くの市民に提供してきた。
「中國網(wǎng)日本語版(チャイナネット)」2011年3月4日