「先週の水曜日に何をしたか」と聞くと、多くの人が「覚えていない」と答えるだろう。ところが、米國に現(xiàn)れた20人のスーパー記憶力を持つ「異能者」は、一生のすべての出來事と細(xì)かいことを覚えている。「この日、どこで、どんな格好をして、何を食べたか」という質(zhì)問に、すぐに答えることができる。香港「文匯報(bào)」の報(bào)道によると、この20人を探し出したカリフォルニア大學(xué)神経生物學(xué)の教授は、彼らは世界で発見された唯一の「超自伝的記憶」(Superior Autobiographical Memory、略稱SAM)の能力の持ち主だと話している。　

教授は2010年12月、この能力を持つ6人を見つけ、うち5人が時(shí)事番組「60 Minutes」に集まった。最初に発見された人は自分のスーパー記憶力に悩んでおり、番組出演を拒否した。ほかの5人の職業(yè)はアナウンサー、テレビプロデューサー、バイオリン奏者、女優(yōu)などである。頭の中で何を考えているのか聞くと、意外なことに、彼らは口を揃えて「目の前で発生しているかように、ただ見えるだけ」と答えた。　　

6人の脳のMRI検査を行ったところ、新しい記憶の保存と関係のある側(cè)頭葉、強(qiáng)迫性障害と関係のある尾狀核が一般の人より大きいことがわかった。

「中國網(wǎng)日本語版（チャイナネット）」2011年6月23日