7月18日早朝、女子サッカーW杯ドイツ大會決勝で、日本代表チームは2度先行されるも2度追い付き、PK戦でアメリカを3-1で下し、世界王者に輝いた。これまで、アジアのチームとしては中國代表が1999年に獲得した準優勝が最高だった。
バラ(中國)はしおれ、さくら(日本)がひっそりと花開いた。この現実は中國のサッカーファンをひどく刺激したようだ。中國版ミニブログ「新浪微博(シナ?ウェイボー)」の19日の注目ランキングを見ると、「女子サッカーW杯」がトップ3に入り、1時間あたりのツイート數は平均500件以上に上った。「女子サッカーW杯」がこれほどの注目を集めるはずがない。では、なぜこれほどまでに注目が集まったか?それは人々が、「なぜ優勝できたのが日本で、中國ではなかったか」ということに関心を抱いたからだ。
女子サッカー日本代表は「アジアのチームでもできる」ということを証明した。1990年代初めから現在までに、女子サッカー中國代表と日本代表の唯一の共通點は「アジアのチーム」ということだけになってしまった。しかし、我々はすでに「アジア」という偽の命題を掲げる必要はなくなっている。
男子の日本代表と韓國代表の飛躍により、サッカーの世界において所謂「アジア國家として」という命題が偽の命題であることはすでに証明されている。サッカーの発展に重要な要素として競技人口が挙げられる。現在、日本の女子サッカー人口が約4萬人であるのに対し、中國はわずか400人という悲慘な狀況である。
「巧みなボールコントロール」、「高い技術」。これはメディアが女子サッカー日本代表に対して與えた総合的な評価である。「女版バルサ」と稱したメディアもある。いつのことだろうか、我々は「男性化」というキーワードを話題にしていた。しかし、女子サッカー日本代表が我々に教えてくれたのは、「男性化」というのは、女性を男性のようにたくましく身體を鍛え上げるのではなく、男子サッカーが採り入れている最新の技術や戦術理念を女子サッカーにも採り入れるということだったのだ。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2011年7月19日