私は「1980年代生まれ世代」なので「鉄腕アトム」は知っているが、その作者である手塚治蟲についてはまったく知らなかった。日本へ行く前、日程表に「手塚治蟲記念館見學」が入っていたが、なんとも思わなかった。一緒に旅行に來ていた子供たちはみんな漫畫好きだったが、ほとんど「1990年代生まれ」のため、手塚治蟲に熱中した人は少なかった。実際、手塚治蟲は日本マンガの代表格で、卓越した才能を持つマンガ家である。
酷暑の中、手塚治蟲記念館に到著した時は、普通の記念館で、さほど偉大さとか崇高さは感じられなかった。入り口の銅像は手塚のアニメーションのイメージという以外は特別なところがない。館內は寫真を撮影が禁止されているが、ただ作品の一部とアニメの銅像が置かれているだけだ。