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「南京大虐殺を風化させない」「金陵十三釵」原作者

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タグ: ゴールデン?グローブ賞,チャン?イーモウ,金陵十三釵

発信時間: 2011-12-28 11:22:30 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

毎年アカデミー賞の前哨戦の1つとして大きな注目を集める「ゴールデン?グローブ賞」の今年のノミネーション作品が米國の現地時間15日に発表。中國映畫界の巨匠、チャン?イーモウ(張蕓謀)監督の最新作「金陵十三釵」(The flowers of war)が選出された。中國國営ラジオ「中央人民広播電臺」が運営するウェブサイト「中國広播網」が報じた。

撮影の準備に4年、総額6億円(約72億円)が費やされた同作品は、中國で公開からわずか10日で興行収入3億2千萬円(約39億円)を記録するなど、大好評となっており、メガホンを振ったチャン監督も、同作品の原作小説の作家で今回腳本も手掛けた米國在住の人気作家?厳歌苓(ゲリン?ヤン)さんに最敬禮していることだろう。では、ゲリンさん本人は同作品をどう評価しているのだろう。

ゲリンさんは普段、公の場にほとんど姿を見せず、同じく腳本を手掛けた映畫「花の生涯-梅蘭芳-」(2008年)の公開宣伝イベントには1度も參加しなかった。そんなゲリンさんだが、今回の作品の宣伝イベントには幾度となく姿を見せ、同作品への思いを熱く語っている。

小説を書くのが一番の楽しみというゲリンさんは、自身の小説が映畫化されることを「まるでダンスのよう」、ダンスの「パートナー」が優秀であってこそ、自分も軽快なダンスを披露できると獨特の言い回しで表現。「改編後の『金陵十三釵』は、私が演出家としてやって來た20年の中で、最高の腳本。この腳本を握っていると、まるで、寶物を手にしたような感覚になる」とゲリンさん。

さらに「小説の中の牧師を偽の牧師に変えたのが一番良かった。教會に來る人は、実際にはみんな避難して來る人々。例えば、牧師の米國人も、命からがら逃げ込んできた人の一人。その米國人が教會に入り込み、牧師という立場を使えば子供たちを守れることに気づき、牧師を演じ始める。このように、戦爭という極限狀況の中で、人々はさまざまな役を演じるようになる」と語った。

一方、原作を書いた動機についてゲリンさんは、ひどく痛ましいイメージを人々の心に焼きつけるためではなく、南京大虐殺という事実を世界で風化させないためで、中國人小説家として國家のためにできることをしただけとした。

 

「人民網日本語版」2011年12月28日

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