日本の共同通信の3月13日の報道によると、東京大學の研究チームが12日、ある予測結果を発表した。福島原発事故から1年間、摂取した食べ物からの內部被ばくで東京都の子供の10萬人に2-3人が一生の內、甲狀腺がんを患う危険性があるというものだ。
この結果によると、原発事故の影響はすでに數百キロメートル離れた東京の子供にまで及んでいることになる。研究チームの構成員である村上道夫特任講師は「內部被ばくの影響は外部被爆より弱くても、がんを患う確率は人により異なる」と述べた。
研究チームは、厚生労働省が発表した食品と水道水の放射性物質の濃度と毎日摂取している食品のデータにより、飲食から受ける東京都住民の內部被ばく程度および一生の中でガンを患うリスクについて予測を行った。
ヨード131は子供に対する影響が大きく、甲狀腺がんを患う比率は10萬人に対し赤ん坊で3人、幼児は2人、成人は0.3人となっている。死亡する確率は赤ん坊で0.2人、幼児0.1人である。すべての年齢層で10萬人にセシウム134とセシウム137のためがんを患う確率は0.3人で、死亡の率は0.08人という。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2012年3月14日