江蘇省無錫市錫山區(qū)にある錫北人民醫(yī)院でリハビリの治療を受けている患者が、大學を卒業(yè)したばかりの様子で、いつも笑顔を絶やさない青年醫(yī)師が治療チームにいることに、最近気がついた。患者を診察する時には常に辭書を攜帯しているこの青年醫(yī)師は、日本から無錫に來たばかりのボランティア醫(yī)師?內(nèi)野敬さんだ。江蘇省の日刊紙?現(xiàn)代快報が報じた。
1985年生まれの內(nèi)野さんは、今年27歳だが、実年齢より若く見える。中國語を日本で2カ月間學び、中國に來てから北京で3週間のトレーニングを受けた。なまりがなく、ゆっくりとした簡単な中國語なら、ほぼ理解できる。漢字による筆談で同僚と意思疎通を図ることもある。
內(nèi)野醫(yī)師は、実家のある福島県の病院で3年あまり、リハビリ擔當醫(yī)として勤務(wù)した経験がある。中國でリハビリ専門のボランティア醫(yī)師を募集していることを知り、自ら志願した。両親や家族は賛成した。戀人だけはやや不安を感じたようだが、遠く離れても2人の関係に問題が生じることなどあり得ないと彼は思った。「中國に來る前には、文化、生活、交流など各方面での両國の習慣の違いから、中國で暮らすことに慣れることができるだろうかとやや心配しました。蓋をあけてみると、中國に來てから、想像していたより何事もスムーズに事が運んでいます。錫北人民醫(yī)院リハビリ科治療チームの平均年齢は25歳と若く、最年長が28歳、最年少が23歳です。全員が若者で、共通の話題も多く、內(nèi)野醫(yī)師は數(shù)日も経たないうちにすっかり溶け込めました」「リハビリ科の同僚醫(yī)師は親切で心溫かい人ばかりです。私達は、リハビリ技術(shù)について相互交流しています」と話した。また、內(nèi)野醫(yī)師は地元の料理が大のお気に入りで、特に、無錫排骨(硝石漬け豚肉の煮込み)、ワンタン、小籠包、太湖三白(淡水魚料理3種)が好物で、「やや甘めだけど、どれも大変美味です」と評した。毎日食べている病院の院內(nèi)食堂の食事でされも、彼は美味しいと褒め稱えている。