沖縄料理
日本料理最大の特徴は、本來の味の追求にある。中華料理が料理の技巧を研究し、平凡な食材を巧みな料理の技巧で、おいしい料理にするのと比べ、日本人は食材の新鮮さを重視し、加工にはあまり重きを置かない。つまり、日本人は手をかければかけるほど、本來の味が損なわれ、レベルが低くなると考えている。日本人は本來の味の中に、1つの微妙な境地を體験したがる。
日本料理は名実共に「見た目はよいが味はたいしたことない」のだ。日本料理は季節(jié)に合わせて皿や器を変え、季節(jié)に応じた料理を出し、見た目はよいが、味はたいしたことはない。永遠(yuǎn)に満腹になれないだけでなく、味はあっさりしすぎている。日本では、関東地方は関西より味がよりあっさりしているが、中國(guó)人にとってはすべてあっさりしすぎている。
実際、日本料理は禪宗の精進(jìn)料理が発展したものだ。最も有名なのは懐石料理である。懐石料理はとてもあっさりして、値段が高い。しかし、日本人の金持ちは毎年、必ず何回か正統(tǒng)な懐石料理を食べる。懐石料理の名前は聞こえがよいが、懐石料理がどういうことか私が説明すると、みんなの興味はなくなってしまう。
日本料理のもう1つの特色として海産物が多いことがある。これはわかりやすい。日本は島國(guó)であるため、魚以外は食べるものがあまりない。日本人は毎日、魚を食べるが「魚」という言葉はあまり使わない。日本人はすべての魚に名前をつけているからだ。日本人は「晩御飯、魚を食べる」とはいわず、「さんま」「マグロ」を食べると言うのだ。醫(yī)學(xué)的には、魚を食べることは最も健康によいらしく、これも日本人の長(zhǎng)壽の理由になっている。
クジラは魚ではなく哺乳類だ。日本人はクジラを食べるし、イルカも食べる。2009年に上映されたドキュメンタリー映畫 [ザ?コーヴ」はこの事実を報(bào)道している。歐米は日本人がクジラやイルカを食べることに対して反感を抱いているが、日本人がクジラを食べるという伝統(tǒng)は千年以上続いており、自國(guó)の文化であるから歐米の干渉は全く大國(guó)主義であると思う。このことについて、中國(guó)人は日本人を支持している。中國(guó)人が犬の肉を食べる歴史も千年以上続いており、日本人がクジラを食べるのは普通のことであろう。歐米が犬には感情があると思っているが、では牛には感情がないのだろうか?牛は最も霊性を持つ動(dòng)物だが、歐米人はよく食べているではないか。
懐石料理は、最初に日本京都の寺から始まった。修行僧が、心を清らかに保つため、食べ物はかんたんであっさりしていて、しかし、お腹が空いた時(shí)、溫かい石を抱いてひもじさすこしがまんしたことから、「懐石」という名前がある。
つまり、懐石料理は昔、貧乏な僧侶がしかたがなく食べるものだったが、今は非常に高い値段になっている。日本人は妙なことに、加工していない生食を好んで食べるのだ。
「中國(guó)網(wǎng)日本語(yǔ)版(チャイナネット)」2012年6月7日