北京五輪プレスセンターは3月19日、五輪ニュースセンターの発表ホールで、2008年北京五輪聖火リレー「熱情を燃やし、夢をリレー」の記者會見を行った。北京五輪組織委員會および聖火リレーセンターの関係者は2008年北京五輪の聖火リレーの全體的なアレンジや、北京五輪組織委員會の今回のイベントに関するメディアに提供するサービスについて內(nèi)外の記者の質(zhì)問に答えた。
北京五輪組織委員會の蔣効愚副主席
聖火リレーのルートについて
聖火リレーのルートはほぼ決まっており、海外では國や地域によって多少距離が短くなる所もあるが、毎日80人の走者が一人平均250メートル走ることになっている。
一つの都市での距離は20キロ以內(nèi)で、6時間以內(nèi)でスタートの式典やリレー、走り終わった後のイベントなどが行われる。外國でリレーが行われる時は、チャーター便で聖火が運ばれる。
香港とマカオでは120人が聖火をリレーし、國內(nèi)では毎日208人の人がリレーに參加する。一人當(dāng)たりの距離は200メートル以內(nèi)で、1日の距離は40~50キロ以內(nèi)、時間も10~12時間以內(nèi)である。聖火は、飛行機や汽車、車で次のリレー地に運ばれる。
ルートの見所
海外のルートでは、五大陸の19の國と香港、マカオが選ばれ、それぞれの都市の代表的な場所やシンボル的な所を通ることになっている。例えば、ロシアのサンクト?ペテルブルグや、ロンドンの大英博物館、フランスのエッフェル塔、インド?ニューデリーのラール?キラー、ソウルの仁寺洞、香港のビクトリア港などだ。國內(nèi)ルートはより豊富で、海南省三亜市の天涯海角から北江、西部のパミール高原から東海のコースが用意されている。今後、各省の聖火リレー組織委員會は、各省のルートを次々と公表していくだろう。
リレーの方法
従來通り走る以外にも、自転車や馬、列車、船によってリレーが行われるが、それは安全を確保するためである。
聖火リレーのチョモランマ登頂 西蔵に火種を保存
チョモランマでの聖火リレーは、五輪史上まれにみる試みであり、北京五輪招致時の承諾であり、今回の2008年北京五輪の聖火リレーの注目の1つである。チョモランマの特殊な気候條件により、聖火のチョモランマ登頂に関する準備期間は、3カ月前後を要する。そしてチョモランマに聖火が登頂する時間が不確かなことを考慮し、國際五輪委員會の許可を得て、3月31日に聖火が中國に入ってから別にとっておく火種を使うことにしている。
チョモランマでの聖火登頂は、5月の気候條件が適したいずれかの日に行われ、その準備期間や待機期間に、各地の聖火リレーが計畫通り行われる。ただチョモランマの聖火登頂の當(dāng)日は、他で行われている聖火リレーを一時中斷し、登頂が終わった後、再開される。
聖火のチョモランマ登頂が終わった後の火種は、西蔵(チベット)域內(nèi)の聖火リレーが終わるまて西蔵で保存されることになっている。
ウォールストリートデーリー:西蔵(チベット)で騒亂事件が起こったが、聖火リレーは従來通り行われるという。このような狀況の中、西蔵地域で聖火リレーを円滑に進めるためにはどんな措置を打ち出すのか。もし聖火リレーの途中で抗議者がいた場合どうするのか。
――ラサで発生した事件について、昨日、溫家寶総理はすでにいろいろな狀況を紹介した。現(xiàn)在ラサの情勢はほぼ安定しており、北京五輪の聖火リレーは計畫通りに行われる。今まで西蔵の聖火リレー組織委員會は様々な措置を取り、準備作業(yè)は順調(diào)だ。
この事件は望ましくないことだが、私たちは西蔵自治區(qū)政府がラサと他の地域の安定や、聖火リレーの順調(diào)な進行を確保することができると確信している。
國外での聖火リレーで、一部の組織や個人がいわゆる抗議や破壊活動をしようとしていると聞いた。これは五輪憲章の趣旨やその精神、第29回五輪の聖火リレーの?調(diào)和の取れた旅?というコンセプトに反し、五輪を愛するすべての人々や、世界の平和や友誼の事業(yè)を挑発するものだ。この人々に憎まれる活動は、必ず失敗するに違いない。
溫家寶総理が語ったように、五輪を成功裏に開催することは中國人の心からの願いである。聖火リレーは世界に平和と友情を伝えるもので、私たちは北京オリンピックの開催を通じて、共に世界の進歩や平和が促進すると期待している。
國外での聖火リレーの安全確保については、地元の政府や警察部門、五輪委員會が責(zé)任を持って組織、実施している。
CNN:北京五輪の開幕前に、ボイコットが現(xiàn)れるのか。
五輪はスポーツ選手にとって4年一度の盛會であり、全世界の人々の盛會でもある。大勢の選手たちはこの時のために、苦しい思いをして準備してきた。世界各地の人々はこの4年に一度開かれる五輪を待ち望んでいる。期待されている北京五輪や開幕式は、必ずすばらしいものになることは間違いない。
開幕式は「文明?調(diào)和の取れた」をテーマに、中華文明の演技を生かし世界文明との交流や融合を大筋にした、ハイテク手法を駆使する新鮮な蕓術(shù)が披露されることになるだろう。
極少數(shù)の人の考えは個人的なものだと思っている。それより多くの人は、開幕式や北京五輪に參加するという正しい選択をすると私たちは信じている。
オーストリアテレビの記者(寫真):チベットでどんな問題が発生しても、チベットでの聖火リレーを中止しないということをもう一度確認したい。それと中國國內(nèi)での12日間の聖火リレーで、青海省、新疆ウイグル自治區(qū)、甘粛省などの地ではあまり安全ではないとされているが、これについてはどう処理するのか。
私たちは聖火リレーをめぐるリスクを考え、そのための緊急マニュアルも作成し、思いがけない天気などの特別事項も考えに入れている。聖火リレーについてのIOCのマニュアルにより、これらの狀況になれば聖火リレーのルートも変えることができ、一部の都市でのリレーをキャンセルすることも可能だ。
今の狀況からすると、チベットでのリレーや、新疆ウイグル自治區(qū)、青海省、甘粛省での準備活動に関しては、プラン通りに順調(diào)に進んでいる。聖火リレーは、130日にわたる大がかりなイベントだ。もし特殊な原因や思いがけないことがあれば、すぐに皆さんにそれらの情報を発表する。
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「チャイナネット」 2008年3月19日 |