首都小児科研究所衛生発展研究室の陳博文主任がこのほど開催されたオリンピック科學大會で発表した調査結果によると、北京五輪開催をきっかけに、北京市民の健康概念?トレーニング習慣に明らかな改善がみられたという。
陳主任は同僚らと共に2004年から、北京亜運村(元アジア大會選手村)社區(コミュニティ)において、任意サンプリングした600家庭の15歳以上の住民1765人について、毎年追跡調査を続けてきた。調査內容には、住民の健康知識?健康概念?トレーニング習慣?生活満足度などが含まれている。
調査の結果、同コミュニティ住民の健康生活に対する理解度は軒並み高まり、「禁煙」「減塩」「バランスある食生活」「定期的なトレーニング」などの生活習慣は、04年の段階ではそれぞれ67%、90%、82%、83%が実踐していたが、これが06年には、それぞれ76%、95%、92%、91%にまで高まっている。
調査結果によると、運動中にかく汗の量が増えた、あるいは心拍數が高まったと感じる住民の比率は04年の82.5%から06年には88.2%にまで増加、人々のトレーニング能力の向上が見て取れる。また、住民のコミュニティ周辺の體育施設に対する満足度、およびトレーニングの頻度も上昇傾向にある。
北京五輪組織委員會選手サービス部醫療衛生処の甄小珍処長は、北京五輪の開催が決まったことが、開催都市である北京市の住人の健康概念?生活習慣にきわめて大きな影響をおよぼしたと指摘している。
「人民網日本語版」2008年8月5日 |