??スポーツに國境はない。ここ數年、外國から招いた監督が多數中國代表チームに加わり、北京五輪に中國代表メンバーとして出場する。外國人監督がもたらした先進的な管理理念や効果的な訓練方法が中國人選手の育成に用いられ、五輪という夢に向け、選手と監督が一丸となって戦っていく。
??▽フェンシング(サーブル種目)バウアー監督
??フランス人のバウアー監督は2006年8月、初の外國人監督として中國フェンシング?サーブルチームに正式に加わった。1950年代生まれのバウアー監督は、「現在、世界で一番著名なサーブル監督」と稱されるほどだ。監督に就任する前は選手として、世界一の座を獲得した経験もある。2000年のシドニー五輪ではフランスチームを銀メダルに、2004年のアテネ五輪ではイタリアチームを金メダル(個人で金、団體で銀)に導いた。
??中國フェンシング界で男子フルーレの三剣士と謳われた3人(葉沖、王海濱、董兆致)が引退後は、サーブル種目および男子エペ種目の金メダル獲得にますます期待がかかっている。アテネ五輪のサーブル種目で銀メダルを獲得した、中國フェンシング界の女王?譚雪選手は、バウアー監督が現在、特に目をかけている選手で、北京五輪では、サーブル種目で中國初となる金メダルの期待がかかる。
??バウアー監督のもう1つの大きな功績といえば、中國男子サーブルに優秀な選手を何人も育成したことだろう。そのうちの一人、王敬選手は今年、金メダルも狙えるエースに育っている。昨年米國で行われた世界選手権において、王敬選手はアテネ五輪金メダリストのモンタナ選手を破って優勝し、中國男子サーブル「50年間の空白」にようやくピリオドを打った。
??「人民網日本語版」2008年8月6日