日本チームの2004年五輪大會での全面的な優勝は偶然だった。2007年の柔道世界選手権大會で日本チームは3個の金メダルを獲得、それぞれ女子48㎏級の谷亮子、女子78㎏超級の塚田真希、男子100㎏超級の棟田康幸だ。2005年世界選手権大會でも同じく3個の金メダルを獲得。北京五輪では、ここ2回の世界選手権大會のチャンピオンである鈴木桂治、泉浩、谷亮子、塚田真希選手がそれぞれ強みを生かせるかどうかが金メダル獲得を決めるカギとなる。
水泳 男子競泳では歐米の選手が圧倒的地位を占めているが、北島康介選手の「平泳ぎの王者」という地位がこの5年間揺るぐことはなかった。2003年世界選手権大會で北島康介選手は100m/200m平泳ぎで優勝。2004年も2個の金メダルを獲得した。2007年世界選手権大會では200m平泳ぎで優勝、100m平泳ぎで準優勝しており、現在、200m平泳ぎの世界記録保持者だ。北島選手は平泳ぎのみの金メダル保持者だが、アジアの男子選手を代表して競泳における最強のイメージを表している。
オリンピックの新しい競技種目である女子レスリングは日本チームにとって金メダル獲得の見込みが最も大きい種目だ。前回の五輪では2個の金メダルを獲得。北京五輪の4つの女子競技種目では、72㎏級の浜口京子選手が力不足である以外は、48㎏級の伊調千春、55㎏級の吉田沙保里、63㎏級の伊調馨選手も金メダル獲得に向けて絶対的な実力を持っている。
日本人は男子體操のために非凡な貢獻をしてきた。これまでの五輪における日本チームの體操での金メダル獲得數は28個で、2位である。具志堅幸司選手が現役を引退した後、日本の男子體操は低迷期に入った。冨田洋之選手の出場は日本チームの団體と個人総合における実力を大きく伸ばした。2004年アテネ五輪で日本が団體優勝したことは日本體操の実力を実証した。北京五輪では男子體操は中日対決の主戦場となるだろう。
「北京週報日本語版」より2008年8月8日
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