0対2。試合全體の展開からすれば、これは正常な得點だ。そうであれ、中國女子サッカーにとっては自省し、冷靜に自らの現(xiàn)在と將來を深く考えるに足るものとなった。
佐々木則夫監(jiān)督がグループ予選の際にみせた強気はまさに現(xiàn)実となった。「日本女子サッカーは強力なチームです。決勝に進む自信があります」。15日夜の日本女子サッカーは、強豪チームとしての風(fēng)格を示した。きめ細かなフットワーク、流れるようなミドル?フロントフィールドの走り、一糸亂れぬリズム感と、チーム全體がまるでブラジル、ドイツを組み合わせたようであり、しかも両者と比肩するに足るものだった。いま振り返れば、アジアカップで中國に逆転されたのは體力不足に過ぎず、日本人がこの弱點をしっかり解決したときには、チーム全體は當(dāng)然、テクニックの激流にもまれるなかで、一流の試合をみせてくれるとされていた。
昨年のワールドカップ。日本チームはグループ予選突破を果たすことはできなかったが、実力の強さは示した。闘志を燃やすテクニックの傑出したチームでありながら、背の高さや力強さがより良い成績を上げる上でボトルネックとなっていたが、別の方法で戦力を増強。より速く、より積極的に出ることでグラウンド上での先天的な欠點を補った。2007年以後の日本チームはまるで粛然とさせるほど「敏捷」な強豪チームとなり、とくに今五輪のグループ予選最終戦ではなんと5得點の大差で昨年のワールドカップ4位の強豪、“海賊”ノルウェーを打ち負かした。
日本女子サッカーが手にした好成績は再度、彼女たちの大きな進歩を裏づけた。男子サッカーのように、日本サッカー協(xié)會は女子サッカー発展のために一連の科學(xué)的、厳密な発展計畫を制定。この10年余りの間に「技術(shù)復(fù)興」を通じてアジア一流の強豪チームに仲間入りした。06年のアジアカップ4位、今年のアジアカップ3位、ドーハ?アジア大會での銅メダルは、間違いなく日本女子サッカーの力の強さを証明している。
反対に中國女子サッカーをみると、年配の商瑞華氏が監(jiān)督に就任して以來、徐々に以前からあったチームワークの亂れから抜け始めたとはいえ、4試合はやはり中國女子サッカーに存在する數(shù)多くの問題を浮かび上がらせた。最も心配させられたのは、ミドルフィールドの重要なポジションでの度重なる「失策」ではなく、やはりフットワークの粗さだった。商監(jiān)督が試合後に認めているように、女子サッカーはパワー不足、そのレベルはどちらか勝つかはっきりするほどまでにはほど遠いものだった。失敗はまさにそうした點にある。中國女子サッカーの「父」とも呼ばれる商監(jiān)督は、女子サッカーの発展は青少年や成人チームの養(yǎng)成、訓(xùn)練、選抜、競爭メカニズムと切り離せないが、日本はそれをうまく乗り越え、彼らはサッカーの正しい道を歩んでいる、と羨望を隠さない。「われわれも日本チームと同じテクニックを持っていれば、こんなふうに敗退することはなかったろう」
「チャイナネット」 2008年8月17日
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