胡錦濤國家主席は4日北京で、日本メディア16社の共同取材に応じ、中國の関係部門が日本側とのパンダ研究協力を前向きに検討していることを明らかにした。新華社が伝えた。
日本側が研究協力の形でパンダのペアの提供を中國側に依頼していることについて、胡主席は「私たちは日本國民の願いを理解している。私はまた、福田首相がこの件に高い関心を寄せていることにも留意している」と述べた。
「高齢」のパンダ、リンリンは30日未明、東京の上野動物園で死亡した。リンリンは1985年に中國の北京動物園で生まれ、1992年に中日國交正常化20周年を記念し、日本生まれのユウユウとの交換で上野動物園に渡った。リンリンは數回メキシコに渡りメスのパンダと人工授精を行ったが、いずれも成功せず子どもを殘せなかった。
1972年10月28日、中日両國の國交正常化を記念して、中國政府は北京動物園のパンダ、カンカンとランランを日本の上野動物園に寄贈した。2頭のパンダはこの時から「友好大使」と呼ばれるようになった。日本國內には現在、兵庫県神戸市立王子動物園などに中國から貸與されたパンダが8頭いる。
「人民網日本語版」2008年5月5日