米政府が臺灣への武器売卻を議會に通告したことについて、外交部の劉建超?報道官は4日、中國政府と國民は中國の利益と中米関係をひどく傷つける米國のこの行為に斷固として反対し、厳しく非難するとした。
米政府は今月3日、中國側の幾度もの厳正な交渉を顧みず、地対空誘導弾「パトリオット?ミサイル3」や早期警戒機「E-2T」のアップグレードシステム、攻撃ヘリ「アパッチ?ロングボー」など64億6300萬ドル相當の兵器売卻を議會に通告。劉報道官は、「中國政府と國民は中國の利益と中米関係をひどく傷つける米國のこの行為に斷固として反対し、厳しく非難する」とした。外交部の何亜非?副部長は、在中國米國大使館の臨時代理大使と面會し、米側に厳しく抗議した。
劉報道官は、「中國側は米國の臺灣への武器売卻を斷固として反対し、この立場はこれまでも明確に確固不動と示してきた。米國の臺灣への最新兵器売卻は、中國と米國が調印した3つの共同コミュニケ、特に「8?17コミュニケ(対臺灣武器供與コミュニケ)」の原則に全く反し、中國の內政に亂暴に干渉し、中國の國家的な安全に危害を加え、海峽両岸(大陸部と臺灣)の平和的な発展を妨害し障害するものだ。中國政府と國民が強烈に憤慨するのは當然のことだ」と述べ、次のように続けた。
私たちは世界には一つの中國しかなく、臺灣は中國の一部分だと米國に告げる。いかなる人も中國政府と國民が國家主権と領土保全を守り、外からの干渉を反対する確たる意志を動かすことはできない。いかなる人も海峽両岸の交流?協力の推進や、両岸関係の平和的な発展の新局面を開く歴史の潮流を阻害することはできない。
私たちは、臺灣への兵器売卻の甚大な危害を米國が見極めるよう再度促す。米國は、「一つの中國」の政策を堅持し、3つの共同コミュニケを遵守し、「臺灣獨立」反対の公約を適切に履行すべきだ。そして、直ちに措置を講じて間違いを正し、臺灣に関する軍備売卻計畫を取り消し、米國と臺灣の軍事関係を停止し、両岸関係の平和な発展への妨害を止め、中米関係と臺灣海峽の平和?安定がさらに損害されないようにすべきだ。中國側はさらに踏み込んだ反応を示す権利を保留する。
「人民網日本語版」 2008年10月05日
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