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中國―ASEAN自由貿易區について
発信時間: 2009-04-10 | チャイナネット

1、中國―ASEAN自由貿易區

中國―ASEAN自由貿易區は、中國とASEAN10カ國間で作り上げられている自由貿易區のことを指しており、すなわち「10+1」。

2、中國―ASEAN自由貿易區構想の提起

2000年9月、シンガポールで開催された第4回ASEANと中國(10+1)指導者會議の席で、中國國務院の朱鎔基総理は中國―ASEAN自由貿易區創設の構想を打ち出し、ASEAN関係國の賛同を得た。2001年11月、ブルネイで開催されたASEAN首脳會議で、中國とASEAN加盟10カ國とは、向う10年以內に自由貿易區を作り上げることを宣言した。2002年11月4日、第6回ASEANと中國指導者會議はカンボジアの首都プノンペンで開催。中國國務院の朱鎔基総理とASEAN10カ國の指導者は『中國?ASEAN全面的経済協力に関する枠組み合意』に署名し、2010年をめどに中國―ASEAN自由貿易區の完成させることを宣言し、それから中國―ASEAN自由貿易區構築はスタートした。

3、中國―ASEAN自由貿易區の目標

(1) 10年を費やして関稅および非関稅を完全に撤廃し、雙方間に存在している関稅?非関稅障壁を取り除くこと。

(2)投資促進、貿易利便化および調和のとれた貿易?投資規則と標準などに関する市場一體化関連措置を含めた総合的な枠組みを築き上げること。

4、中國―ASEAN自由貿易區の重要性

中國―ASEAN自由貿易區の構築は、中國とASEANの協力プロセスにおける歴史的な1歩である。これは、雙方の指導者の善隣友好関係強化の意思を反映すると同時に、中國?SEAN間の経済面のつながりが密接になりつつあることを意味するもので、中國?ASEAN関係発展における一里塚である。

中國―ASEAN自由貿易區の完成に伴い、18億の消費者、國內総生産(GDP)2兆ドル近く、貿易総量1.2兆ドル経済地域が形成することになる。人口で見れば、これは世界で最大の自由貿易區で、経済規模で見れば、EUと北米自由貿易區に次ぐ世界3番に大きな自由貿易區となり、中國とASEAN10カ國が共同で作り上げる世界第3の自由貿易區は、発展途上國で構成される最大の自由貿易區となる。

5、中國―ASEAN自由貿易區の発展プロセス

1995年~2002年、中國とASEANの雙方間貿易額の年平均伸び率15%。

2003年、中國とASEANの雙方國間貿易額は歴史的な782億ドルに。前年比42.9%増。

2004年1月1日、中國―ASEAN自由貿易區初期収穫計畫の実施により、農産物関稅の引き下げが行われ、2006年までに、約600品目の農産物の関稅はゼロとなった。

2004年末、雙方は『モノの貿易に関する合意』および『紛爭解決メカニズムに関する取り決め』が調印され、自由貿易區建設が実質に動き出した。

2005年4月、中國の胡錦濤國家主席がブルネイ、インドネシアとフィリピンを訪問した際、2010年までに、中國とASEANの雙方間貿易額は2000億ドルに達すると予測した。

2005年7月20日、中國―ASEAN自由貿易區『モノの貿易に関する取り決め』における関稅引き下げ計畫が実施され、中國とASEAN雙方のあわせて7000種類の製品は、大幅な関稅引き下げ、割當制の撤廃およびその他の市場進出許可條件の改善により、よりスムーズに相手の市場に進出するようになるとともに、中國企業がより低いコストでASEAN諸國原材料、部品および設備を輸入することが可能となった。

2010年の中國―ASEAN自由貿易區の完成後、ASEANの対中國輸出は48%増、中國の対ASEAN輸出は55%増になると見られ、ASEANと中國のGDPの伸びへの寄與率はそれぞれ0.9%(約54億ドル相當)、0.3%(約22億ドル相當)に達し、中國とASEANのビジネス界に無限のビジネスチャンス大きな將來性をもたらすことになる。

「チャイナネット」資料

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