1851年にイギリスで萬國博覧會が開かれてから、萬博はすでに159年の歴史を歩んできた。萬博は歐州から北米、また北米からアジアへと移り、世界経済、科學技術、文化の「オリンピック」となった。
歴史が移り変わる中で、1國の新興國が世界で臺頭するたびに、その國も萬博に參加するようになった。歴史が発展する重要な時期に開催される萬博では、開催國の経済、科學技術、文化の成果だけでなく、世界経済が新たな局面を迎えることも示される。
1851年のロンドン萬博 「大英帝國」の輝かしい時代の幕開け
イギリス史上もっとも優れた君主の一人、ヴィクトリア女王にとって、1851年5月1日は忘れることのできない日となった。この日、世界で最初の萬國博覧會(ロンドン萬國工業産品大博覧會)がロンドンで開幕した。
工業革命により生産力が伸びる中、當時のイギリスは歴史上のピークを迎え、世界でもっとも力のある國でもあった。工業革命による経済の大きな変化、特に機械の普及や鉄道、蒸気船などの建設の進歩は、19世紀中ごろのイギリスの工業の飛躍的発展を直接推し進め、イギリスは工業生産と貿易において世界トップに立った。
イギリスで始まった工業革命に後押しされ、1851年には第1回ロンドン萬國博覧會が開催された。この萬博では、世界一の経済大國であるイギリスの力と魅力が大いに示されたほか、イギリス経済、科學技術、文化の発展の新たな成果と総合的実力が示された。