米國防省は3日、米國が現在5113発の核弾頭を保有しており、解體待ちの退役核弾頭は數千発に上ることを明らかにした。「中國新聞網」が伝えた。
核兵器の數は過去半世紀以上、米國の最高機密とされ、公式な発表は今回が初めてだ。発表は、ニューヨークで開かれる核拡散防止條約(NPT)再検討會議へのクリントン國務長官の出席にあわせて行われた。
同省によると、09年9月30日現在で配備中や予備の核弾頭は5113発。冷戦中の1967年の3萬1255発と比べると84%減少、1989年のベルリンの壁崩壊時と比べると75%減少した。
米ロ両大統領が4月8日にチェコの首都プラハで調印した新核軍縮條約は、両國の戦略核弾頭の配備數をそれぞれ1550発に制限している。
「人民網日本語版」2010年5月4日