朝鮮歴史學界は20日、ピョンヤンで非難聲明を発表し、『國連軍司令部』の解散や平和協定の早期調印をアメリカに強く求めた。
この25日は朝鮮戦爭勃発60周年記念日であるが、これに先立ち、朝鮮歴史學會はこの非難聲明を発表した。朝鮮中央通信社が発表したこの聲明は、「1975年の國連総會では、『國連軍司令部』の解散と外國軍隊の韓國からの撤退という決議が採択された。つまり、『連合軍司令部』なるものは存在する意義がなくなったのだが、アメリカはこれを解散しないばかいりか、強化しようと企んでいる。これは、國連の神聖な使命と人類の善良な心への挑発だ」と指摘した。
この聲明また、「停戦協定を平和協定に変えるのは、朝鮮とアメリカとの敵対関係を解消し、朝鮮半島における戦爭爆発を防止するためだ。これは平和を守る前提條件である。アメリカは、朝鮮半島の平和と安定を脅かす行為を直ちに中止し、『國連軍司令部』を解散するとともに、平和協定の調印に同意しなければならない」と強調した。
「中國國際放送局 日本語部」 2010年6月22日