最近、中國軍は異例の頻繁さで軍事演習(xí)を行っている。解放軍は今月3日から、山東?河南両省で大規(guī)模な防空演習(xí)を?qū)g施している。テーマは首都の合同防空作戦だ。解放軍は現(xiàn)在、國土および重要な戦略目標(biāo)に対する「敵」の縦深攻撃への防衛(wèi)能力を強(qiáng)化している。今回の演習(xí)によって、中國の軍事的透明性がかつてない高まりに達(dá)していることが諸外國に示された。
■中國軍の頻繁な演習(xí)には多くの「初」
7月18日、國家交通戦備弁公室、解放軍総後勤部軍事交通運(yùn)輸部は山東省煙臺(tái)市沖の黃海海域で海上緊急支援演習(xí)「交戦2010」を?qū)g施した。解放軍による初の多課目戦時(shí)軍事輸送緊急支援総合演習(xí)だ。
7月25日、南京軍區(qū)砲兵部隊(duì)は黃海近くで大規(guī)模な実兵?実弾演習(xí)を?qū)g施した。これほど大規(guī)模な長距離ロケット砲火力攻撃演習(xí)も初だ。國産の多連裝ロケット弾発射システム「PHL03」は、解放軍最新型の陸上ロケット砲で、その技術(shù)水準(zhǔn)は米ロにひけをとらない。
7月26日、解放軍の3大艦隊(duì)である北海艦隊(duì)、東海艦隊(duì)、南海艦隊(duì)の主力駆逐艦が南中國海で多兵種合同実兵?実弾演習(xí)を?qū)g施した。中國の軍事アナリストは、外國の脅威に対応するための武力の誇示と指摘する。外國は軍事的刺激のたびに中國の軍事力強(qiáng)化を招き、中國軍の外洋進(jìn)出の動(dòng)きも、さらに増えるのである。
7月27日、済南軍區(qū)は実戦を想定した航空実兵?実裝長距離輸送演習(xí)を成功させた。某裝甲旅団前線指揮所の裝備?機(jī)材は中原の奧部から膠東半島まで空輸されたものだ。これは同戦區(qū)初の規(guī)範(fàn)化された航空実兵?実裝輸送演習(xí)だ。
7月30日、北京軍區(qū)の某機(jī)械化歩兵旅団は機(jī)械化裝備を山西省から內(nèi)蒙古の某戦術(shù)合同訓(xùn)練基地へ輸送した。解放軍初の高速道路での車載方式による機(jī)械化裝備の長距離輸送だ。任務(wù)に使用した輸送車は積載能力50トン。解放軍最新の大型輸送車だ。
8月初め、空軍の重要な戦備物資が初めて鉄道でチベットに輸送された。作戦支援を中心とする空軍の軍事輸送能力のさらなる向上を示すものだ。空軍後勤部はチベットへの鉄道軍事輸送支援チームも設(shè)置した。外國では、黃海海域、山東省、南中國海海域での中國による相次ぐ軍事演習(xí)は、警告のシグナルを発し、中國の海洋主権を強(qiáng)烈に主張するものだと論評(píng)されている。
「人民網(wǎng)日本語版」2010年8月5日