平壌の中國大使館領事部の外交官は9日、朝鮮に拿捕された韓國漁船「テスン號」に中國人の乗組員3人がいたとの報道に留意していると述べた。新華社が伝えた。
同外交官は「在朝鮮中國大使館と在清津中國総領事館は本件を非常に重視し、現在朝鮮側に事実関係を確認している。もし事実と確認されれば、朝鮮側が中國人乗組員を人道的に扱い、その正當な権益を保障するとともに、速やかに情況を中國側に報告し、中國側領事館員との面會を手配することを希望する」と述べた。
韓國メディアは8日、海洋警察庁からの情報として、テスン號が同日「朝鮮の排他的経済水域(EEZ)に進入したため朝鮮當局に拿捕され、現在取り調べを受けていると見られる。乗組員7人のうち4人は韓國人、3人は中國人」と報じた。
「人民網日本語版」2010年8月10日