(2)決意を高める重大な外交活動である。國際情勢および國際関係は現(xiàn)在、大きな変革?調(diào)整の最中にあり、さまざまなグローバルな脅威や試練が後を絶たない。従來型と非従來型の安全保障問題が交錯し、世界経済回復(fù)の基盤はなお盤石でなく、発展の不均衡性の問題はより先鋭化し、グローバルな範囲でのミレニアム開発目標の期限內(nèi)の達成はより厳しい情勢に直面している。一方で、かつてない試練と同時に、かつてないチャンスも前にしていることに目を向けなければならない。今日、人類の試練を迎え撃つ能力は著しく向上し、困難に打ち勝つ手段は一層豊富になり、すでに平和?発展?協(xié)力が時代の主旋律となっている。溫総理が今回國連會議に出席するのは、決意を固め、政治的意欲を示し、公平?公正の原則を形にし、共にチャンスを捉え、試練を迎え撃ち、平和が永続し、共に繁栄する、調(diào)和ある世界を築くために新たな動力を注ぎこむよう各國を促すためである。
(3)國連の役割を強化する重大な外交活動である。今年はちょうど國連成立65周年にあたる。國連はすでに65年間の困難をくぐり抜けたが、新たな情勢の下でも様々な新たな問題や試練に直面している。だが総じて見れば、普遍性?代表性?権威性を最も備えた國際組織としての國連の地位に変更はない。現(xiàn)代國際法?國際秩序の礎(chǔ)石としての國連憲章の地位にも変更はない。國連への國際社會の期待にも変更はない。現(xiàn)在國連は再び発展の重要な十字路に立っている。中國は最大の発展途上國であり、安保理常任理事國でもある。溫総理が今回國連會議に出席するのは、多國間主義の実踐過程における國連の中核的役割を強化し、世界平和を守る使者、共同発展の先駆者としての國連の性格を強めるためである。
「人民網(wǎng)日本語版」2010年9月16日