外交部の馬朝旭報道官は14日の定例會見で、「中國は南中國海問題に関係のない國が南中國海の係爭に手を出すことに斷固反対する。南中國海問題の國際化、多角化、拡大化にも反対する。」と表明した。
----先日ベトナムで開かれた東南アジア諸國連合(ASEAN)拡大國防相會議で南中國海問題が取り上げられた。會期中に中米國防相會談も行われたが、南中國海問題への米國の介入に対して中國側はどのような姿勢か。
南中國海問題における中國側の立場は一貫した、明確なものだ。中國は南中國海の諸島およびその付近の海域に対して議論の余地のない主権を有している。また、國際法に基づき、當事國間の2國間協議を通じて、平和的に係爭の解決を図ることを主張している。係爭が解決されるまでは、これを棚上げにし、共同開発しても良い。
われわれは南中國海問題に関係のない國が南中國海の係爭に手を出すことに斷固反対する。南中國海問題の國際化、多角化、拡大化にも反対する。これは問題の解決につながらないばかりか、一層の複雑化を招くだろう。
「人民網日本語版」2010年10月15日