中國外交部のウェブサイトによると、外交部の傅瑩副部長は10月17日、仏國際関係研究所(IFRI)がモロッコのマラケシュで開催した第3回世界政策會議の期間中に仏紙「フィガロ」の獨占インタビューに応じ、「中日両國には相互認識のプロセスが存在し、両國政府は落ち著いて対話を行い、民衆の利益に重視すべき」と語った。
「日本の國連安全保障理事會の常任理事國入りに中國は同意するか」という問いに対し、傅瑩副部長は「これは中國が賛成するかしないかの問題ではない。日本は中國にとって重要な隣國だ。中日間には解決しなければならない歴史問題があるが、互いに依存しており、ともに地域の平和と協力に力を入れている。協力とパートナーシップは問題の重要部分である」と述べた。
また、日本との緊張関係の緩和に向けた構想の有無について、次のように語った。
中日両國には相互認識のプロセスが存在する。歴史問題において、私の思いは多くの國民と同じだが、外交官として、中日関係を促進する唯一の方法はパートナーシップを深化させることだとわかっている。両國は過去の暗い影の中で生活するのでなく、公平な精神で目の前の課題を直視すべきだ。これは容易なことではないが、両國政府は落ち著いて対話を行い、民衆の利益に重視すべきである。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2010年10月29日