第18回アジア太平洋経済協力會議(APEC)首脳會議(橫浜)は14日、ヨコハマインターコンチネンタルホテルで2日目の會議を開き、胡錦濤國家主席が重要演説を行った。各國首脳はボゴール目標達成の評価、地域経済統合、WTOの多角的貿易交渉(ドーハ?ラウンド)、APECの今後の発展などについて意見交換した。
胡主席は「今年はAPECに加盟する先進國がボゴール目標を達成する最終期限だ。これはAPECの発展にとって一里塚的な意義を持つ。APECは引き続きボゴール目標の精神を堅持し、新たな情況に自ら適応し、新たな挑戦に積極的に対処し、自らの強みを発揮して、たゆまず改革?改善を進めるべきだ」と指摘。APECが一層の役割を発揮すべき分野として以下を挙げた。
(1)引き続き貿易と投資の自由化?円滑化を推進し、地域経済の統合を加速する。
(2)成長戦略の実施を加速し、経済成長の質を高める。
(3)経済?技術協力を強化し、発展途上國が自ら発展する能力、経済発展の內生的動力を高める。
胡主席は「中國は各國と互いに參考にし、長所を取り入れ短所を補い、対等に協力して、共同発展を図りたい。中國は引き続き各加盟國との関係を積極的に発展させ、平和?安定、対等?相互信頼、協力?共栄の地域環境の創出に各國と共に努力し、平和が永続し、共に繁栄する、調和あるアジア太平洋の建設に向けて積極的に貢獻していく」と表明した。
「人民網日本語版」2010年11月15日