韓國軍は朝鮮半島西海の延坪島付近の海域で現地時間20日午後2時30分、砲撃訓練を約1時間にわたって実施した。軍事専門家の羅援少將は「人民ネット」の「強國フォーラム」でネット利用者とこの件について交流し、今回の韓國軍の演習がなぜこんなに意気盛んなのか、そしてその背景には何があるのかという質問に対して以下のように答えた。
「韓國は今回の演習である情報を送り、ある態度を示している。メインは朝鮮の人たちに対するもので、もしまた危険を冒すような行為をした場合には処罰を受けるだろうということだ。その次は韓國の人たちに向けてで、韓國國民の怒りを和らげ、政府へのプレッシャーを軽減する。また米國には、朝鮮半島の危機はまだ終わっておらず、米軍が引き続き存在することを望んでいるということを伝えている」
また朝韓が戦爭を始める可能性についてや、中國がどんな措置を取るかについては「局地的な摩擦や衝突の可能性はあるが、大戦の確率は少ない。雙方とも大戦の意思やその準備はなく、韓國の『後ろ盾』である米國もそれを許さないだろう。それは米國がまだアフガン戦爭やイラク戦爭から完全に抜け出しておらず、新たな戦爭の泥沼にはまるほどの力がないからだ。中國は平和交渉を積極的に促し、自らの國際的な影響力を生かして、朝韓が平和的な手段で係爭を解決するよう努める」と述べた。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2010年12月21日