外交部の姜瑜報道官は21日の定例會見で「現在朝鮮半島は依然として複雑かつ敏感な情勢にある。冷靜さと自制を保ち、責任ある態度で、不幸な事件の再発を的確に防止するよう関係各國に呼びかける。朝鮮半島の平和?安定維持は関係各國の共通利益に合致する」と表明した。
姜報道官は「関係各國が積極的に連攜し、向き合って前進し、対話や協議を速やかに再開すること、6カ國協議の枠組みで、各國の合意した05年9月19日の共同聲明の精神に基づき、各國の懸念をバランス良く解決し、朝鮮半島の非核化と長期的な安定?平和の実現に向けて共に努力することを希望する。中國はこれまでと同様、建設的な役割を発揮する」「武力は朝鮮半島問題の解決策ではなく、対話と協議こそが正しい道であることを各國は理解すべきだ」と述べた。
6カ國協議首席代表による緊急會合については「朝鮮半島の緊張によって首席代表緊急會合の必要性と緊迫性が一層明らかになった。中國と各國との意思疎通の狀況を見ると、各國は中國の立場や見解に全般的に同意している。ただ具體的方法や段取りについて、いくつか考えの違いがある。各國が北東アジアと朝鮮半島の平和?安定、および朝鮮半島の非核化推進の大局に立ち、中國側の提案を真剣に検討し、速やかに前向きな反応を示すことを希望する」と強調した。
「人民網日本語版」2010年12月22日