米無人機によるリビアへの空襲が今、世界の注目を集めている。
オバマ米大統領の認可が出た2日後の現地時間23日、米無人機「プレデター」が初めてリビアで空襲を行った。その瞬間、この無人機に関する情報が世界中に広まった。
同日、パキスタンの情報サイトで発表された、「米無人機が中國の軍事力を監視するために中國に向かっている」という文章が読者の目に留まった。
◆米無人機の中國への移動
リビアでの初の空襲任務を終えた米「プレデター」の威力に、北大西洋條約機構(NATO)は満足の色を浮かべた。空襲後、NATOは「米軍の無人機が介入後、ミスラタ付近にある多連裝ロケット発射裝置が破壊された」との聲明を発表した。その一方で同日、パキスタンの情報サイトに掲載された文章が人々の目に留まった。ペンタゴンが「プレデター」や「MQ-9」を含む武裝無人機の多くを、中國に対する偵察活動支援のために米太平洋軍司令部の傘下に配備しているというのだ。無人機は中國の軍事力拡大、朝鮮の核計畫やミサイル計畫の監視に用いられるものとみられる。
◆偵察衛星を超える監視力
ワシントン?タイムズ紙もこれより先に、太平洋により多くの無人機を派遣する計畫について觸れ、ペンタゴンが全世界の「プレデター」33機、「MQ-9」32機に対して、50億ドルの予算を割り當てたと伝えた。米軍部當局の関係者の話では、両機は北東アジアの韓國と日本の沖縄に配備されるという。両機は時速644キロで24時間継続飛行が可能だ。
無人機の監視範囲や持続監視時間は偵察衛星よりも優れている。無人機が集めたデータは直ちに地上の基地に伝送され、緊急時には、致命的かつ精確な攻撃ミサイルを発射できる。
◆目標は北東アジア