【新華社北京5月21日】中國とパキスタンは20日、ギラニ首相の訪中に関する共同聲明を発表した。內容次の通り。
1、溫家寶首相に招かれ、パキスタンのギラニ首相が17日から20日まで中國を公式訪問した。今年は國交樹立60周年、「中國パキスタン友好年」にあたる。
2、溫家寶首相がギラニ首相と會談し、胡錦濤國家主席、賈慶林政治協商會議(政協、政治助言機関)全國委員會主席、劉延東國務委員がギラニ首相と個別に會見した。両國の指導者は熱烈、友好、相互理解、信頼、尊重の雰囲気のなかで、中國とパキスタンの全天候型の戦略的協力パートナーシップをさらに促すことについて突っ込んだ意見交換を行い、多くの問題で共通認識を得た。中國滯在中、ギラニ首相は國交樹立60周年祝賀レセプション、第1回中國パキスタン企業経営者フォーラムに出席し、北京大學で講演するとともに、上海を參観訪問、蘇州で開かれた太湖文化フォーラムの開幕式に出席し、あいさつした。
3、両國の指導者は國交を樹立してからの60年間の両國関係の発展に満足の意を表し、試練を乗り越えてきた全天候型の友情と全面的な協力が両國関係のシンボル的な特徴になっていることを一致して確認した。雙方は戦略的協力パートナーシップ、経済協力、民間交流を絶えず拡大、深めるために努力していくことで合意した。
4、中國パキスタン友好年は両國の友情を祝うチャンスであり、実務協力を推進し、成果に富んだ、より幅広い戦略的パートナーシップを実現するチャンスでもあるとの點を雙方は一致して確認した。両國が政治、経済、貿易、軍事、文化、スポーツ、教育分野で展開している記念活動を評価し、満足の意を表した。
5、雙方は以下の點を一致して確認した。中國とパキスタンの友情と協力は、両國と両國人民の根本的利益にかなっており、地域と世界の平和と安定と発展にとって有益だ。大きく変わる現在の複雑な國際?地域情勢に対応するために、2005年に調印された中國とパキスタンの善隣友好協力條約の原則と精神に基づいて、全天候型の戦略的協力パートナーシップを強化、深めることは非常に重要な意味を持っている。