米軍のマレン統(tǒng)合參謀本部議長が中國を訪問した今月9日、ヒューストン?ロケッツで活躍した中國人選手、姚明が米プロバスケットボール?yún)f(xié)會(huì)(NBA)の公式サイトで引退を表明した。この何も関係がないように思われる2つの事件だが、実はどちらも中米関係に小さくない影響を與えている。マレン議長の5日間にわたる訪中で、つながりの弱かった中米両軍関係に新たな進(jìn)展があった一方、姚明の引退で中米の文化交流は象徴的な旗を失った。シンガポール紙?聯(lián)合早報(bào)が14日、報(bào)じた。
◇透明度を高め、米軍の懸念を解消したい人民解放軍
前國務(wù)長官のラムズフェルド氏やゲーツ氏の訪中に比べ、中國は今回、陸海空、第二砲兵部隊(duì)の軍事基地や中核裝備をマレン氏に公開。これほど気前のいい公開は過去に例がない。なかでも二砲は中國の戦略ミサイルや核を掌握する敏感な部門で、これまでほとんど対外に開放されなかった。中國はマレン議長にミサイル基地の扉を開くことで、人民解放軍が公開の尺度を拡大し、中米軍事交流を深化させたい意向を表明した。
「空母キラー」と騒がれているミサイル「東風(fēng)21D」について、陳炳徳総參謀長は「このミサイルはまだ研究段階にあり、作戦能力を備えていない」とマレン議長に紹介。このはっきりとした説明に、これまでの秘密保持と曖昧な姿勢(shì)を改め、透明度を高めることで米軍の懸念を解消し、米軍と正常な関係を築きたい人民解放軍の思いが表われている。
中米両國には中米間の対立を強(qiáng)調(diào)する聲がまだあり、中米間に存在する戦略的、構(gòu)造的矛盾は短期間では解消できないが、マレン議長の今回の訪中はつながりの弱かった中米両軍の関係を新たな段階に押し上げた。中米軍事交流にはまだ、米國の臺(tái)灣への武器売卻、南中國海問題、朝鮮半島情勢(shì)の緊張などにより再び危機(jī)が訪れるかもしれないが、いずれも正面から相手を敵とみなし、特に今では人民解放軍の開放により危機(jī)をコントロールできる範(fàn)囲に抑えられるようになった。戦略的矛盾と利益の衝突に比べ、平和が結(jié)局は中米両軍の最大公約數(shù)となる。
◇姚明の引退はNBAの多大な損失に